みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
主食のご飯に味噌汁などの汁物、そして旬の食べ物を組み合わせたおかず。
日本食は、さまざまな食べ物を上手に献立に取り入れることができます。
そのため『日本食』は栄養バランスが優れ、ヘルシーな食事として世界中注目を集めています。
「一汁三菜」の献立は、主食のご飯はどんなおかずとも相性が良く、四季折々の食材を使った様々な料理に合わせることができます。
また、汁物が必ず添えられるのも栄養をより取り入れやすくするために欠かせません。
このような『日本食』は栄養バランスが優れ、ヘルシーな食事として世界中からも注目を集めています。
日本人としてうれしいとともに誇らしい気持ちになりますね☆
では、なぜ日本食が注目を集めるようになったのでしょうか?
今回の記事では、『世界で認められた日本食』について書かせていただきます☆
日本食の特徴
まずは日本食の特徴を簡単に確認していきましょう。
特徴① 多様で新鮮な食材の活用による地域固有の様々な食文化の存在
古来より大陸から外れた島国日本では、明確な四季と国土の地理的多様性が充実しています。
それを活かして、「地産地消」として地域に根差した多種多様で新鮮な食材を使用した郷土料理に富んでいます。
また、蒸す・茹でる・煮るといった、素材の味わいを活かす調理技術が用いられているのも特徴。
食にこだわりが強いお国柄でもありますので、それらの調理をするために、道具の発達も成されています。
外国の料理人が、Made in JAPAN の包丁をこぞって購入するのも、なるほど納得の事実です。
特徴② 健康的な食生活を支える栄養バランス
米・汁・魚や野菜などのおかずなどにより、食事がバランス良く構成されています。
この食事に欠かせないのが”お出汁”。
かつお節や昆布、魚のアラ、肉のガラなんてものまで、その利用法は幅広いです。
これらのお出汁を丁寧にとるので、余計な雑味のない「うま味」のみでも、動物性油脂を多用せず、料理に味がしっかりとつくのです。
このうま味の活用法は、長寿や肥満防止につながるのも嬉しいポイントですね。
特徴③ 自然や美しさや季節の移ろいの表現
山・海・川に囲まれ、さらには春夏秋冬それぞれの季節‥
言うなれば自然は日本の美でもあります。
食事の場でも、家庭では季節のお野菜に囲まれ、旅先の御膳でも自然の美しさや四季の移ろいを楽しむことができます。
また、季節の花や葉などを料理にあしらったり、季節に合った調度品や器の利用もあったりと、視覚をはじめとした五感全てで料理を感じることができます。
特徴④家庭・地域の絆の強化
食卓を囲んだり、お客さまを招いてごちそうを振る舞ったり‥
正月・お盆・大晦日のみならず、さまざまな年中行事と「食」は、密接に関連しています。
「食」を分け合い、時間を共にすることは、家族や地域の絆を強めます。
日本食が注目を集めるようになったきっかけ
先の特徴は日本食に限らず、もちろん世界での「食」にも当てはまります。
しかし、こちらの報告をご覧ください。
- 訪日前の外国人観光客が期待していたこと‥1位「日本食を食べること」(平成27年度)
- 外国人が好きな外国料理‥1位「日本料理」(2014年3月)
これは、観光庁や日本貿易振興機構で行われた動向調査の結果です。
このような結果になった背景には、平成25年12月に「和食,日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことにあります。
【ユネスコ無形文化遺産登録】
「無形文化遺産」とは、芸能や伝統工芸技術などの形のない文化であって、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているもののこと。
ユネスコの「無形文化遺産保護条約」では、この無形文化遺産を保護し、相互に尊重する機運を高めるため登録制度を実施しており、登録国には遺産の保護が求められます。
それでは、うどんや寿司などといった具体的な料理が登録されたのではなく、「和食」という”文化”が登録されたのはなぜなんでしょうか。
- 四季や地理的な多様性による新鮮で多様な食材の使用
- 自然の美しさを表した盛りつけ
などといった特色を「日本食=和食」は世界の料理と比べてもより有しているといわれています。
そして日本人が基礎としている「自然の尊重」という精神にのっとり、正月や田植え・収穫祭のような年中行事と密接に関係していることも、国土的に狭い日本ならではの特徴。
家族や地域コミュニティのメンバーとの結び付きを強めるという社会的習慣であることが認められ、ユネスコの無形文化遺産代表一覧表に記載されることになったのです。
まとめ
日本食はユネスコ無形文化遺産として認められたことで、より世界へと周知されました。
”日本ならでは”のこだわりがどんとんと広がり、世界中の人に愛される料理として確立されるのはとても喜ばしいことです。
味や見た目から楽しむことができる日本食を、これからも”世界に誇る文化”として大事にしていきたいですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。