みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
本日3月9日火曜日、長男が通う中学校にて『立志式』というものがありました。
14歳になると行う行事らしいのですが‥みなさんご存知ですか?
違う県に住んでいる知り合いが「まだまだ子どもだと思っていたけど立派に見えたよー」と言っていましたが、ヨメは”そもそも立志式とはなんぞや???”状態。
それもそのはず。
全ての中学校で行われる訳ではないため、地域によっても認知度が異なるようです。
いまいちピンと来てなかったのですが、”立志式”を調べてみたら親から子どもへ手紙を書く風習もあるんだとか‥
そういえば、昨年12月の懇談会時に「子どもに向けての秘密のお手紙計画」なるものを担任の先生からお願いされていました。
なるほど、これに繋がっているのか!!と納得。
今回は長男の立志式の様子をお届けしようと思います☆
立志式とは
まずは”立志式???”な方に簡単な説明でも。
【立志式(りっししき)】
元服にちなんで(数え年の)15歳を祝う行事で、将来の決意や目標などを明らかにすることで大人になる自覚を深める。
江戸時代の成人式でもある元服は、数えで15歳頃の立春に行われた。
「元」は首の意味で冠をかぶること「服」は成人の服を着ることを表し、髪型を変えたり、名前を改めたりすることもあった。
女子の元服は、「髪上げ」「まゆはらい」などと呼ばれていた。
明治以降、断髪令で髪型も変わり、伝統文化の軽視もあって元服の礼は廃せられ、戦後は20歳で行われる「成人の日」が制定、今日に至っている。
大人になるために自分の将来の目標や夢を明確にする目的があり、その志を立てる‥これすなわち『立志』なんだそう。
中学校で行う立志式は、地域や学校により内容も多少異なるようです。
大筋の流れとしては、
- 先生やゲスト講師による講演を聞く
- 生徒たちによる将来の決意や目標の発表
- 合唱
などがあります。
このほかに子から親へ”自分の志”を宣言したり、日ごろの感謝を述べたり‥
今回中学校で行われた式では、
自分が目標としている言葉をもとに、壇上にて宣言する
といったものでした。
立志式の様子
体育館に入ると、ずらりと並ぶ色紙が目に入りました。
自分が大事にしていること・将来に向けての志などを、生徒1人1人が単語や四字熟語で表していました。
長男の色紙にはこちらの言葉。
その色紙の言葉をもとに、壇上で2~5文の宣言を行います。
ぼくは今持っている能力を向上させて、未来の自分にいかしたいと思います。
切磋琢磨の心を胸にこれからも生きていこうと思います。
長男が壇上にて宣言した全文です。
それぞれみんな、しっかりと前を見て堂々と宣言をしていました。
2年生全員による合唱は『さよならと言おう』でした。
”心を通わせた友達を忘れず、明日の希望のためにさよならを言おう”
よく卒業式に歌われている歌ですが『自分の目指す先へ向かって前進する』といった気持ちが込められているように感じられました。
まとめ
立志式を前に校長先生がされたあいさつのなかで印象に残ったものがありました。
吾、十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず
”十五歳のとき学問で身を立てようと決心し、
三十歳でその基礎ができ、
四十歳で自分の進む方向に確信が持てるようになった”
「15歳‥14歳の今の君たちと同じ頃に、偉人孔子も志を立てました。君たちの未来は無限に広がっています!」と有名な論語を用いながらの鼓舞。
14歳といえば、まだまだ子供という印象もありますが、昔なら成人している年齢です。
今では大人になるための第一歩として行われますが、中学2年生が対象ですから高校進学など今後の進路について考え始める時期に入ります。
また、両親や先生・周りの方々への感謝を表す機会でもあることから、そういう意味でも有意義な行事でした。
この立志式という節目に、子どもたちのさらなる成長を願います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。