みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
「冬休みの家庭科の宿題で【お正月料理を作る】ってのがあるんだけど」
↑こちらは中学1年生の長女からの一言。
年末ぎりぎりまで開店しており、そのため年始は肉旦那 or ヨメ実家にてまったりが基本の肉とよ家です。
おせちは作らずお取り寄せのものを、足りなくなったらスーパーなどでオードブルを購入するなどなど。
たぶん大多数の家がそうであるように、それぞれの実家でもおせちはしばらくずっと手作りはしていません。
そんな中での長期休み特有の宿題。
このときの覚束ない手元を自身でも思い出したようで、なるべく簡単なものをご所望の様子。
それじゃ成長せんぞと思いつつも、じゃあ‥ってなもんで、切って煮るだけ!のお雑煮を作ってもらうことにしました☆
お雑煮とは
お正月に欠かせないお雑煮。
その歴史は古く、平安時代からすでに食べられていたんだとか。
昔から日本の風習として受け継がれており、地域ごとにいろいろな具やお出汁が使われます。
お餅の意味
- 餅はよく伸びるため”長生きの象徴”
- 丸餅は”家庭円満”
- のし餅を切った角餅は”敵をのす(倒す)”
- また、角餅は”土蔵が建つ=家が栄える”
お餅の他、お雑煮の具は地域によって違いはありますが、一般的には里芋・大根・にんじんなどの具材が入っています。
代表する具材”・里芋・大根・にんじん”には、下記のような意味が込められています。
他の具材の意味
- 里芋は子芋をたくさんつける”子孫繁栄”
- 大根は角が立たないように丸く切って”家庭円満に過ごす”
- にんじんは赤色であるため”魔よけの効果”
昔の人々は具材ひとつひとつに意味を込めて、お雑煮をいただいていたんですね。
お餅は農耕民族である日本人にとって、「ハレの日」に食べるおめでたい食べ物でした。
その年の最初に井戸や川から汲んだ若水(わかみず)と里芋や大根・にんじんなどのお野菜を新年初めての火で時間をかけて煮込み、元日に食べたのが始まりだとされています。
さまざまな具材を煮合わせて、煮雑ぜ(にまぜ)たことが語源となり、お雑煮と呼ばれるようになったようです。
それをふまえつつ、さっそく作ってもらいましょう!
調理開始!
初っぱなから出ました、冷蔵庫にストック野菜がない件。
”小芋いっぱい里芋=子孫繁栄”とのことでしたが、粘り勝つ!とか適当な理由を付けて今回は山芋で代用させていただきます♡
肉旦那母から教わった『とよた伝統?のお雑煮』は、鶏モモを使用したお醤油ベースのもの。
というわけで、準備した具材はこちらです↓丸餅・大根・にんじん・山芋・鶏モモ、お出汁はあごだしパックにて!お鍋であご出汁をとりながら、横でお野菜を切っていきます。
大根・にんじんは、食べやすい&煮やすいように3㎜のいちょう切りに。
山芋は5㎜の半月切り。
それらをあご出汁お鍋の中に入れ‥最後に鶏モモも一口大にカット→追い入れします。
具に火がとおったらあとは調味料で味付け!お醤油をベースに、白だし・料理酒を入れ、塩で調整していきます。
仕上げに丸餅をトースターで焼いて柔らかくして‥‥‥焼いてぇぇえー???
食べたい分の丸餅?をそれぞれの器に入れ、アッツアツのお出汁を注いで出来上がり!
まとめ
切って煮るだけの簡単お正月料理でしたが、「やっぱり包丁が大変だったぁ‥」との長女の感想。。
でも、家族からの美味しい!!と、何よりお正月気分を自身の力で実現できたそれに、まんざらでもない顔をしていました♪
夏のお弁当作りに続き、指気を付けて!などとたぶん相当口うるさかったと思いますが、ヨメ的には一緒に台所に立てて大満足☆
さぁ次は何を作ってもらおうかな‥早くもその機会が待ち遠しいですゾ♡
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。