みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
‥がしかし。
都度新しい油を使ってみたり、市販の天ぷら粉をすべからく利用してみたり‥
試行錯誤してみましたが、”時間がたっても揚げたて食感”だのの謳い文句は正直夢のお話です。
なぜでしょう、お店のようにってワケにはいきませんよね。
家で作るとどうしても衣がべちゃっと重くなってしまいがちです。。
とくに揚げてから時間がたったものはべちゃべちゃと油っぽさが増して、ちょっと食べただけで胃もたれ、、なんてことも(アラフォーの胃に直撃)
お店で食べるのと家で作ったのとを比べてみると‥なんであんなに違いがでるのでしょうね。
今回は天ぷらを美味しく揚げるコツを伝授したいと思います!!
揚げる前に衣へ「油」を混ぜる!!
ご紹介するのは「さき油」方式。
まずはその方法を見ていきましょう。
- 水180CCに油大さじ3強(40gほど)を混ぜる
- そこに小麦粉100gを加えて、粉っぽさが残るくらいに軽く混ぜる
- お好みの具材に打ち粉をして軽くはたく
- ③を②にくぐらせて‥
- 180度の油で揚げるだけ!
揚げる前に先に衣の液に油を混ぜてしまうだけという簡単な方法です。
衣が薄いのに、しっかりとサクサクとした硬さを感じますよ♪
嬉しいことにこのサクサク感は時間が経っても、冷めても継続するというから驚き!
ではなぜ、衣に含まれる水分を減らすだけで、時間がたっても揚げたて食感が続くのでしょうか。
ズバリ!「さき油」には、衣の中にグルテンが作られるのを防ぐ効果があるんです。
グルテンは衣の中に含まれる2種類のたんぱく質が水を介して合体してできるのですが、このグルテンが具材の水分を吸収することで、時間が経つと衣をふにゃふにゃにしてしまうんだそう。。
その合体を防いでくれるのが、衣の液に入れる油なんだとか。
市販の天ぷら粉をしようしたものと「さき油」とで作った天ぷらを食べ比べてみるとその差は歴然。
揚げたては言うまでもなく、時間をおいて食べてみてもさき油は「冷めただけ」という感じで、食感はほぼそのままサクサク。
一方で市販のほうは、べちゃっとしていて脂っこさが際立ちます。
旬のお野菜はもちろん、さき油方式だと魚介類もサクッと食べられるのが良いですねぇ。
ちなみに、「さき油」はオニオンリングや唐揚げにも応用できるそうですよ♪
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。