みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
お肉を食べると太る、お肉はコレステロールがたまりやすい‥そんな話をよく耳にします。
野菜などに比べると確かにカロリーが高いですし、そうしたイメージがついてしまうのは仕方がないのかもしれません。。。
ですが、はっきりと言わせていただきます。
今回は、そんな『食肉』の栄養について説明いたします☆
悪いイメージを払拭!
そもそもなぜ食肉のイメージが悪いのかを考えてみましょう。
お肉のカロリーは他の食べものに比べて高い?
この理由の1つとして、生きていくうえで欠かせない三大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質がそもそも関係してきます。
炭水化物やタンパク質は1g当たり4kcalなことに対して、脂質は1g当たり9kcal。
同じ1gを食べてもエネルギーはまったく異なりますね。
食肉は脂質の割合が多いため、グラム当たりのカロリーだけを見るとどうしても高くなってしまうのです。
お肉を食べるとコレステロール値が上がる?
バターやお肉の脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれており、もともとはそれが血液中のコレステロール値を上昇させ、循環器系の疾患を招くと考えられてきました。
ところが近年、食肉に含まれる飽和脂肪酸のうち、
ステアリン酸‥コレステロール低下作用
パルミチン酸‥余分なコレステロールを肝臓に運ぶHDL(善玉コレステロール)の上昇
オレイン酸‥牛・豚肉の主要な脂肪酸のうちの一価不飽和脂肪酸で、すぐれたLDL(悪玉コレステロール)の降下作用をもつ
などなど、むしろ身体に良いことが判明・発見されたのです。
これらのことから『コレステロール値が上がる』というのは正しくないことがわかりますね。
要はあまり神経質にならないことが大事なのです。
タンパク質で健康的な身体を維持!
タンパク質は人間の体を構成する主要な成分(体の約15〜20%を占める)であり、生育には欠かせないものです。
さて、お風呂で身体を洗った時に垢などを落としますよね?
それらはいらなくなった体の成分=タンパク質であり、私たちの体は常に合成と分解を繰り返しているのです。
この代謝のスピードは体の部位によって異なります。
(例)
肝臓→約2週間
皮膚→約1ヶ月
筋肉→約半年
上記の期間で、人間の身体はだいたい半分ほど入れ替わるそうです。
こうしたことからも、健康な身体を維持するためには、良質なタンパク質の摂取が重要だといえます。
もはや健康食!
日本人の寿命が延びた理由の1つとして、食肉をはじめ、牛乳や乳製品など、動物性食品の摂取量の増加があげられています。
食生活の欧米化に伴い、肥満や糖尿病などの生活習慣病・ガンの発生が増えた、などとも言われていますが、これはむしろ、栄養状態が改善したことによって日本人の寿命が延びたため、こうした疾病にかかる危険性がただ高まっただけ‥と考えても良いでしょう。
さて、『のびた』のは寿命だけではありません。
日本人の体格も、約100年の間に大きく変化しているんです。
身長を例にすると、1900(明治33)年の調査では17歳男子の平均は157.9cmであったものが、2019(令和元)年には170.6cmと、約13cmも伸びました。
女子も147.0cmから157.8cmと約11cm伸びています。
こうした発育の向上も、動物性タンパク質の摂取量の増加だと考えられます。
この動物性タンパク質による『新陳代謝アップ・発育の向上』はもちろんのこと、ほかにも食肉動物の種類別に様々な効果が認められています。
『免疫力を高める』『脂肪燃焼』『炭水化物をエネルギーに変える』『ストレス軽減』『疲労回復』などなど。
動物の種類別によるそれぞれの効果・効能は、また別記事にて説明させていただきます。
誰でも健康で長生きしたい‥食肉はそのための力強い味方なのです。
まとめ
食肉の良いところだけをとくに抜粋したわけではないのですが、結果的にベタ褒めな記事になってしまいました。
しかし、どの食べものにも言えることですが、やはり食べすぎには注意が必要です。
健康的な生活を営むために、まず自分の身体や状態をしっかりと理解し、それに合った食事をとることが大事なんですね。
改めまして‥声を大にして言わせていただきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。