みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
当店店長・肉旦那が牛肉を持って帰ってくれました。
左から『カイノミ・ミスジ・カメノコ』と呼ばれる部位です。
カメノコ?カイノミ??って何???
ヨメ、初めての単語にハテナが止まりません。
今回の記事は、贅沢にも『人気の部位、それぞれのステーキ食べ比べ』レポートです♪
まずは調理!
↑こちらは以前紹介した『極厚ステーキ』を作った記事。
お肉をガツンと味わうにはやっぱりレアでしょう!ということで、今回もこの記事を参考にレアに仕上げていきます。
- 常温に戻しておいて、焼く直前に塩こしょうで下味付け
- 両面弱火でじっくり5分(ふたを忘れずに!)
- 出てきた水分はこまめに拭き取る
- アルミホイルに包んで余熱で仕上げ5分
※食べ比べということで、同じ条件で作るために1つのフライパンで一緒に焼き上げました
出てきた肉汁にすりおろしニンニク・ウスターソース・ケチャップを加えて、ステーキソースを作りました♡
部位説明と食べ比べレポート
牛肉は背中側をロース、お腹側をバラ、腕・足部分をモモと大まかに3つにわけられています。
- カイノミ
- ミスジ
- カメノコ
今回使用した3つは、写真でいうとおおよそ数字辺りの部位。
それぞれの部位説明と、勝手ながら肉とよ的評価を5段階でつけていきます!
①カイノミ
バラのうち、モモの付け根近く、サーロインに近接したお肉。
味も見た目もバラというよりはサーロインに似ており、やわらかいうえに歯ざわり・風味ともにしっかりと楽しめます。
いかにもな肉らしい味と食べごたえがあるカイノミは、肉好きにはたまらない部位の1つです。
- やわらかさ‥
- 脂っぽさ‥
- 肉々しい旨味‥
②ミスジ
肩の一部、肩甲骨の裏側に位置するお肉。
牛1頭からは約5㎏程度しかとれない希少部位とされています。
鮮やかな赤身と霜降りが特徴で、歯ごたえの良さ・みずみずしい舌ざわり・コクがありながらさっぱりともしています。
- やわらかさ‥
- 脂っぽさ‥
- 肉々しい旨味‥
③カメノコ
モモのうち、後ろ脚付け根の内側部分、大きなかたまりの赤身肉。
赤身の色味の深さでわかるように、良く動かす部位なので脂肪が少なく、キメが粗く全体的に大味で風味に乏しいとされています。
しかし、焼肉や煮込み料理・炒め物・刺し身などなど利用範囲が広く、ほとんどの牛肉料理に使われている”まさに牛肉!”といえる部位。
この3つの中でいえば、ヨメ的にはこれが良い意味でも悪い意味でも最後まで口に残るように感じたかなー
- やわらかさ‥
- 脂っぽさ‥
- 肉々しい旨味‥
肉とよ的総合評価
- やわらかさ‥①ミスジ②カイノミ③カメノコ
- 脂っぽさ‥①ミスジ②カイノミ③カメノコ
- 肉々しい旨味‥①カイノミ②カメノコ③ミスジ
☆の数で↑のように順位付けしました。
サシの入り具合によるダントツのやわらかさ、それゆえにアラフォー夫婦にはガツンとくる脂っぽさが玉にきず‥「ミスジ」
脂が少ないので噛みごたえ・食べごたえがしっかり!もっとレアに焼き上げられたら、やわらかく感じられたかも‥「カメノコ」
この2つを押さえて、栄えある肉とよ的『King of STEAK』に輝いた部位は、、、
脂の甘みがしっかりと感じられつつ、肉々しさの旨味も噛むほどにあふれ出てくる‥
口の中でほぐれていく歯ごたえでいて、なお且つ、いつまでも続く噛みごたえ!
まとめ
ステーキというシンプルなのに肉そのものの味を堪能できる料理で、今回の食べ比べ&肉とよ的番付をさせていただきました。
食べ比べたお肉も、やわらかさ・脂の甘味・赤身の旨味それぞれが特化している部位です。
この食べ比べをした理由としては
というお客さまに、部位ごとの良さを説明しつつ、自分が食べてみて実際にオススメできるお肉を確認するためでもありました。
今回のステーキでいえば味わい・肉質ともにカイノミが1番美味しく感じましたが、個体さ・部位さでも変わってきます。
また、部位ごとに合った使用法や美味しい食べ方があります。
もちろん個人ごとの好き嫌いによっても番付は変わってきますよね。
お客さまのニーズにそった、そして、それぞれの部位の特徴を活かしたお肉をオススメしたいと考えている肉とよでございました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。