みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
さて、この度長女が小学校を卒業し中学校に上がる年を迎えました。
それに伴う中学進学説明会に今日行ってきたのですが、いろいろとおもしろい話を聞けたので、今回はそれを記事にしたいと思います。
義務教育9年間で系統性のある教育を
肉とよ家の子どもたちが通う小・中学校は隣接してあります。
それに加え、宇部市では市立の公立小中学校において、令和2年4月1日から小中一貫教育が始まりました。
私立の学校だと、例えば”中高一貫教育”などという言葉を聞くことがあると思いますが‥
宇部市が推進する小中一貫教育は、接続する小学校と中学校で義務教育期間の9年間を通じた教育課程を編成、さらに「めざす子ども像」を共有することで学校教育目標を1つにするというもの。
↑こちらに詳しく書いてあったので、抜粋してわかりやすく説明します。
「学び方」カリキュラム
まずは学業。
教科のカリキュラムや生活指導項目を繋いだりすることで、系統性・連続性のある教育を目指す‥というものです。
【9年間を見通したカリキュラムの実施】
- 前期‥学級担任から基本的な生活習慣・学習習慣の指導
- 中期‥中学校にスムーズに移行できるよう一部教科担任制を行い、小学生が中学校の授業や部活動等を体験できるようにし、進学への不安を軽減させる
- 後期‥自主性を高め義務教育後の進路を決める
【期待される効果】
- 確かな学力の定着
- 豊かな心の醸成
- 体力の向上
- 「中1ギャップ」の軽減
- 不登校の減少
「志」カリキュラム
次は「どんな子どもになってほしいか」。
コミュニティ・スクールの仕組み(学校運営に家庭・地域の意見を反映させ”地域とともにある学校づくり”を進めるもの)を活用し、中学校区が行う取組を地域や家庭と連携して行うことで、児童生徒に地域の担い手としての意識を持たすことも目的の1つとしてあります。
それらの活動を通じて、
- 前期‥元気な声で誰にでもあいさつができる子ども
- 中期‥”まずはやってみる!”というつよい心をもつ子ども
- 後期‥失敗を恐れず、さまざまなことにチャレンジできる子ども
などを子どもたち自身に目標として掲げてもらいます。
ちなみに肉とよ家がある川上地区の「めざす子ども像」は
『愛と夢にあふれ、笑顔でつながる川上っこ』
学校・保護者・地域が総ぐるみで大切な子どもの育ちを支えていき、子どもたちと同じ目線で積極的に関わっていくというもの。
ダメ、メディア漬け!
昨年12月に、中学校に通う生徒・保護者に向けて行った「メディアに関するアンケート」の結果をふまえたお話もありました。
- 所持しているメディア機器、その使用時間や使用目的
- SNS上の内容や問題(悪口を書いたり書かれたりなど)
- 無断の画像・動画アップの可否
- 家庭内でメディア機器を使用する上での決めごと
大きく分けて、上記のような項目についてのアンケートです。
生徒のうち、自分専用のスマホを所持している割合は男子が44%・女子が54%だそうで。
ゲーム機も60%と非常に高い所持率。。
使用時間は”それぞれおよそ1時間以内”との子どもたちの主張ですが、ゲーム機やタブレットを含めると合計で2時間以上使用している生徒が4割以上という結果が出ました。
用途にもよりますが、「メディアを使う時間が長ければ長いほど学力低下につながる」というデータでも実証されています。
またLINEやTwitter・インスタなどのSNSを通じて、悪口を書き込んだり無断で写真・動画をアップした行動が犯罪として扱われる事象も起こっており、全国的にも問題になっています。
コミュニケーションの最中に相手に心を許して”つい悪口を書く・動画をアップ”してしまったり、その話に同調する返信をしたり‥そんなことが起こりがちですよね。
アンケートの最後の質問「メディア機器を使用して困ったことはあったか」に対して、”ない”と答えた生徒は96%でしたが、問題が起こってからではときすでに遅し!!
- 時間・場所を決めて使う
- LINEは親のスマホでのみ使用
- 携帯を親がいつでも見られるようにしておく
こんな決まりを家庭でつくっておくことで、メディア依存(長時間使用や課金など)や、人間関係の悪化・万が一の犯罪‥などを防ぐことができます。
まとめ
中学校の校長先生や教育指導の先生から聞いた今回のお話。
小中一貫教育の目的やメディア機器との向き合い方など、保護者としても大変に学びがありました。
みんなに見守られながら、夢にあふれる小学校生活を、そして笑顔でつながる中学校生活を送ってもらいたいものです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。