vsみなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
味があっさりで料理しやすい!
たんぱく質豊富でダイエットにもってこい!
さらには食肉の中でずば抜けて安い!
良いとこずくしの鶏肉です。
そんな鶏肉のなかでも、今回「つくってみた」シリーズで使用したのは、ジューシーな噛み心地なうえに、ダシがよく取れるので煮込み料理に使われることが多い”骨付き肉”である手羽もと・手羽先。
肉とよブログでも「お肉をやわらかくする」としていろんな方法を説明してきましたが、そのなかから『調味料につけ込んで焼いてみる』を試して食べ比べてみようと思います!
使用したモノはこれ
今回使用したのは、手羽もとと手羽先の2種類。
羽の部分で、人間でいう「肩~肘」にかけてが手羽元、「肘~手」にかけてが手羽先です。
どちらもコラーゲンや脂肪分がとくに多く、味は濃厚。
今回は「手で持ってかぶりつきたい!」という子どもたちの希望もあり、骨付きのまま焼いて食べることにしました。
↑こちらは肉とよでもオススメしている、美味しいお肉をよりやわらかく・よりジューシーに仕上げる方法。
調味料につけ込むことで、加熱による水分の流出を抑え、さらにうま味とコクをプラスしてしまおう!といった考えです。
食べ比べもかねて、手羽もとには発酵食品である「塩麹」を、手羽先には「料理酒・しょう油」をつけ込んでみました。
ちなみに使用した塩麹はこちら。
使用法は簡単で、お肉の場合は「周りにうっすら塗って20~30分つけ込む」んだそう。
さて‥確認したところで、調理していきましょう!
調理開始!
焼く前にオススメしたいポイント!
沸騰したお湯に入れて放ったらかす‥が可能な煮込み料理とは違い、今回は「焼き料理」です。
鶏肉は火をしっかり通さないとダメっ!とはよく耳にしますが、焼きすぎてパサパサな仕上がりにならないように、手羽たちそれぞれにちょっとひと手間加えましょう。
鶏肉を開く
プリッとしたした身が魅力的な手羽もとですが、そのまま焼くと中が半焼けになっちゃった‥なんてことはしょっちゅう。
そうならないためにも、開いて火がとおりやすいようにしてあげましょう!
中にある骨に這わすようにして包丁で切れ目を、左右それぞれに入れていきます。
グッと開くと‥
こんな感じで開きます。
‥‥‥
手羽先のほうも焼きやすい・食べやすいように分解しましょう!
皮目がツブツブとしてないほうを上にします。
手羽はしを切り落とすときは、白い関節が見えると思うので、そこに包丁を入れるとすんなり切れます。
”手羽中”のみの状態になったら、さらに2つに分けます。
骨を避けるようにすると、こちらも関節部分でストンと切れます。
反対側も切り分けて‥手羽元と同様に、骨に這わせて切れ込みを入れて開いたら‥
下準備完了です!
切り落とされた手羽はしですが、こちらは身が余り付いてない上に骨も細かいため、食用にはちょっと不向き‥
なので、肉とよ家ではお出汁用として使用しています!
今回も、手羽もと・手羽中をつけ込んだり焼いたりしている間に煮出して、チキンスープに変身しました♪
つけ込む
右が手羽もと、左が手羽中です。
手羽元には塩麹、手羽中には料理酒・しょう油・塩こしょうで下味をつけました。
塩麹は大さじ2杯くらいで、料理酒・しょう油は小さじ2杯くらいずつ、塩こしょう少々だったような。
‥うん!たしかそんな感じ!!
つけ込むこと30分‥いい感じに味が染みこみました!
焼く
魚焼きグリルを使用しました。
入りきらなかったので、2回に分けて焼いていきます。
クックパッドには180℃のオーブンで25~30分とありました。
‥が。
肉とよ家のIHクッキングヒーター(女優の杏さんがCMされているMITSUBISHIのソレ)が優秀なので、ヨメは基本的に『魚・姿焼き』を選んで焼き上げます。
お肉の焼き料理として、ほかにもフライパンを使用した”蒸し焼き”だったりもありますが、今回は香ばしさが欲しかったのでグリル焼きにしました。
できあがり!
別茹でしておいたオクラをそえて‥完成!
ちなみに手羽はしはチキントマトスープになりました。
この日の献立は、手羽焼き、チキントマトスープ、シーフードグラタン、麦ご飯。
さっそく実食です!
食べ比べ!の感想‥?
気になる子どもたちの感想ですが、
長男「手羽もとのほうがやわらかい。けど味付けは手羽中のほうが好き」
長女「どっちも美味しい!手羽もとのほうがお肉がいっぱい付いてて好きー」
次女「グラタンが美味しかった!おかわりしていい?」
次男「骨がかたいー」
なんとも想像の斜めをいく感想です。
唯一長男がソレっぽいことを言ってくれました。
手羽もと・手羽中と、似たような‥でも違う部位での食べ比べだったので正しくはないかもしれませんが、たしかに塩麹につけ込んだ鶏肉のほうがやわらかく感じました。
塩麹単品だけでもしっかり味がついており、子どもたちにとってはあまり食べ慣れない味かな?と思いましたが、関係なく美味しそうに食べていました。
一方手羽中ですが、しょう油がいい感じのアクセントになったのか、あっさりとしたテリヤキ風味に仕上がっていました。
子どもが好きな味+手羽もとよりも「身が骨から剥がれやすい」ということもあり、こちらのほうが食べやすそうでした。
やわらかさでいえば塩麹、食べやすさでいえばお酒+しょう油。
総合すると‥どちらも美味しかったってことかな!?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。