みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です

↑こちらは先日当ブログにて書かせていただいた記事。
着々と進む『肉処とよたによるお食事処構想』の際に、肉旦那から申しつけられた”料理のレシピ化”‥
その過程でふと疑問に思った「お弁当原価」について出してみた、というものです。
ちなみに、肉旦那のいう”料理のレシピ化”とは、よく見る料理手順や方法のことではなく。
その料理をつくるためにどんな材料・器具が使用されるか、またその材料費について肉とよ的に詳しく出したもの、をさします。
さて、そんなレシピ化にて、試しにから揚げお弁当の原価を調べてみた、というのが前記事になりますが。
ちょっと多めの白米に、一口で食べるにしては大きめサイズのから揚げ2個。
お弁当の定番玉子焼きとウインナー、副菜として軽めの野菜、彩りのブロッコリー‥
さて、ではその合計金額はというと、、、
- 白米‥40円(200g)
- から揚げ‥80円(1個あたり30g)
- 玉子焼き‥27円(約卵1個分)
- ウインナー‥25円(焼き,15g)
- けんちょう‥15円(25g※冷凍食品で一般的とされている量)
- 茹でブロッコリー‥12円(2切れ)
ここからお弁当容器代や作業手間賃、からの1つ当り○円の利益をのせて‥等々があって、だいたいのお弁当代となるのですが。
しかし‥原価だけでいえばなんと199円!でできてしまうというから驚きです!!
なんて話を肉旦那としつつ、お食事処テイクアウトメニューに花を咲かせました。
が。
こちらの記事を見られた方から1つ疑問を呈されまして。
首都圏では5㎏4,000円超えもザラにあるとか、片田舎の宇部でさえ5㎏が3,000円くらいの料金で売買されているだとか、近々備蓄米放出があるんじゃなかろうかだとか。
昨年から続く『令和の米騒動』を見るに、単純に計算しても200gの白米が40円のわけがない!ってのは‥確かにぃ~???な話。
まぁこれにはからくり話があるから、と申しますか‥
実はヨメの知り合いにお米農家がいて、毎年新米の季節になると直接売買をさせてもらっていまして。
30㎏単位の玄米を1年分の量(肉とよ家ではだいたい6袋+α)をどーんと一気に買わせてもらうから、に加えて、卸しなどの間を介さない直接やりとり、ということでより安く購入できるのです。
この限りなく安い農家直販価格のお米をもとに計算をしていくと、、、
300円で精米して27㎏の白米へ(精米すると約10%減するらしい)
1合はだいたい150g、ということは180合分
一升炊き炊飯1回約10円、18回分で180円
炊飯後は1合が約340gのご飯になるけど、人によってはそれだと多いので、若干のボリュームの200gをよそえばお弁当17個分
9,480円で61,200gのご飯ができる、、を一食200gで割れば約300食分。
一緒に炊く水代、や使用器機の清掃、そもそも精米しなければならないという手間を加えても‥
1合は150gだし、炊飯すれば340gのご飯になるし、1回の炊飯は10円だし。
これらの事実から導き出された「40円」。
‥さて、これを出したことで、ヨメ、ちょっと思ったことがありまして。
高いか安いかでいえば絶対安いこの「40円」は、30㎏の玄米を9,000円で購入したからこそ‥‥‥かと思いきや、です。
農家さんから直に新米を購入したは良いけどまずその時期は古米を食べるのに一生懸命だったなぁ‥なんて贅沢なボヤキが発生するほどに肉とよ家では”令和の米騒動”はどこ吹く風で、、
実際に今までに白米をスーパーなどで買ったことがないから、お米の相場って正直わからないんですよね。
なので、今現在巷でウワサされている『お米が市場に出回らない=価格上昇問題』もぶっちゃけるとソーナンダー(・∀・)???くらいの反応。
と、同時に耳にする「お米が高くて買えないから、主食は麺やパンに切り替えました」という言葉。
お米が”ないから”ならわかるけど‥”高いから”??
これこそに疑問を感じるのです。
白米5,000gは約30合で、三合炊き炊飯を利用すれば10回炊けて、10,200g炊けたご飯を一食200gで割れば51食分で‥
とすれば‥お茶碗1杯強は約80円。
いくらお米価格が上昇しているとはいえ、菓子パン1つが150円とかすることを鑑みれば、、まだまだ安いっちゃ安くないですか?
まぁご飯だけじゃ物足りないからっておかずを足せばそれ以上にはなってしまうし、あくまでこれは肉とよ的参考価格ですが。
”ないから”ではなく”高いから”という理由でお米を敬遠しがちなら、ぜひこの事実についても一考していただけたらな、と思いました、えぇ。
こんな感じで、料理のレシピ化をすることでいろいろな発見ができますよ。
みなさんもお手すきの際にでも計算してみてくださいなー☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。