みなさんこんんちは!田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
勝手にレビュー!と題しまして‥
今回は宇部市のラーメン店について♡
実際にお店でいただき、忖度のない、本音でレビューを書かせていただきます。
さて‥僕らの宇部市にあるラーメン店巡り、第26店舗目となる今回は『ラーメン一番』さんです。
買い物がてらに何気なく近くを通り昔の記憶が蘇りまして。
なんて話になり、少しGoogle先生で検索してから辿り付いたのが‥
ここ!ラーメン一番さん!!
東平原の住宅地である一画(国道190号線から入って香川高校前の道を行ったちょっと先)にあるこのお店。
昔ながらの住宅地で、道は狭くゴチャゴチャと入り組んでいるような場所にポツンと一軒。
たぶんその昔は周辺にもお店はあったんでしょうが今は寂しくラーメン一番さんだけ営業している感じです。
それでも令和5年の今まで営業している、営業できているのには相応の理由があるのでしょう!
そんなことを楽しみにしながらいざ店内へ!!
こじんまりとした店内で、女将さんが一人で営業している様子です。
壁にワチャワチャといろんなものが貼ってあるのを見て‥
「なんかこの景色見た記憶ある気がする‥」と記憶の薄いヨメも若干の既視感を覚えた模様。
そんな壁に貼ってあるメニューがこちら。
令和5年秋、食料品から日用品からガソリン代から電気代から、なにもかもが値上がりするこんな世の中‥
値上がりしていないラーメンがここにありました。
‥いや、一体全体なんなんだこれは、と。
なんのトッピングのない素ラーメンでも700~800円はする昨今。
店舗によっては1000円しちゃう。
一蘭のカップ麺でさえコンビニで490円なこの時代です。
そもそもワンコインという言葉が死語となりつつあるのに、、
「ワンコイン500円でも安いよねー」ってなるのに、、、
え、ちょ、、350円は、、、
メニューを見てもわかるように餃子にしてもご飯にしてもどれも安い。
どう考えても外食の値段じゃない。
本当にこんな値段でいいんですか??と怯えながらもとにかく注文をしていきました。
すると女将さんに「チャーシューがないからチャーシュー麺はできなくて堪忍ねえ」なんて声をかけてもらいながら。
以上3点で‥えーと、1200円になります。
1200円‥だと‥‥?
2人が腹パンになるくらい食べて1200円なんて。。。
オーダーをして着丼を待っている時に改めて店内を見渡してみると、なんとも昭和。
昭和から時が止まっている感じです。
座敷席‥と言っていいのか、狭めの座敷席が3席にカウンターが6席と本当にこじんまりしてて。
店内もしっかり年季が入ってて、インスタ映えなんて言ってる今ではこれも死語となったキタナシュラン的な。
女将さんのワンオペということもあって10分くらいで着丼しました。
昭和への思いにふけるこの店内にあって10分なんてあっという間です。
ヨメのラーメンはチャーシュー、もやし、ネギという『ザ・ラーメン』。
僕の方の超大盛りラーメンも変わったものじゃないんですが、もう正直にラーメンが大きくなって参上といった感じ。
チャーシューがあんまりないからって言っていたのに‥この量のチャーシューがしっかり乗ってました。
焼き飯も『ザ・焼き飯』。
なんか特別な具材入れてますーとか隠し味にコレ入れてますーとかなくて、野菜刻んで卵とご飯を焼いた、それだけ。
事実、それでいい。
味のレビューとしても「そう、これでいいんよ(ほっこり)」って感じ。
そんなメチャクチャに上手いとか今まで食べたことがない味とかあおんなんじゃなくて普通に美味しいんです。
別に悪く言いたいんじゃなくて、うん、フツーーーーに美味しい。
そう、これでいい‥いや、これがいいんよ。
焼き飯の方は多少塩味が強いかなって感じがしたけど、その分ラーメンの方は塩味キツくなくて麺が細めの柔ってのも相まってスルスル入ります。
他レビューを見たところ、ラーメンが少し塩っ気があって‥なんていうのもあったり。
そこら辺は女将さんの匙加減といいますか。
マニュアルという型に嵌め込む今の外食産業、そうじゃないこういう感じがさ、なんていうか結局いいんよねって話なんです。
そして食べ進めていくと気付いたんですが、これ超大盛りラーメンは通常ラーメンの3倍あるんじゃないかと。
ラーメン1:大盛り2:超大盛り3という感じで。
とはいえ、店によってはラーメン1、大盛り1.5、超大盛り2ってのが定番だと思うんです。
それが本当に普通ラーメンの3倍はあるんじゃないか???という量。
掘っても掘っても麺が出てきます笑
ラーメンは食べ歩いてる方だから間違いないと思いますが、たぶんリアルに麺が3玉入ってます。
思ってたより量が多くてももちろん完食です。
他レビューにはどうこう書いている人もいたけど、イヤイヤこの値段になにを言うのかって思います。
値段と味は別で評価しないとって思う人もいるのは、まぁ確かに。
でも、結局の満足度って値段も、味も、店の雰囲気も、店員の対応や人柄も、全部コミコミでしょう?と僕は考えるから。
お会計の時に女将さんと少し話をしたんだけど、流石これだけ長い間商売をされてきた方なんだなあと感服しました。
そしてこの商売を続けているという事実だけでもう人柄がわかるってもんです。
特殊な仕入れしてるからこの商売が成り立つと思います?
長くやってるから電気代が安いとかあると思います?
そんな特殊ななんたらなんてもちろんないし、他店と同様に電気代ガス代はかかるし、原材料費もかかってるんです。
他店と違うのは人を雇わないことで人件費を減らし、減らしというか消してて。
利益の幅をギリギリまで薄くしてるんです。
おおよその人には出来ない商売。
僕らのような養う子どもがいる時点で無理!
利益をガッポリとかじゃなくて普通に利益をとろうとするだけでも無理!!
来てくれる人が喜ぶだけでいいや、っていう利他の精神じゃなきゃ成り立ちません。
‥こう考えると本当にラーメン一番さんにしか出来ない商売だと思います。
令和5年にラーメンを350円で提供している店があるってことが、のちに伝説になるんじゃないかとすら思うんです。
いつまでも続けてなんて無茶は言えないから‥せめて体には気をつけてね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。