みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
始まりは肉旦那のこんなお話から。
肉とよでは通常「広島県産瀬戸内豚」という品種の豚肉を販売しているのですが、卸売業者さんから「鹿児島黒豚」を仕入れてみたんだそう。
世間一般に”黒豚=鹿児島産”と知られているくらいに有名な銘柄豚です。
せっかくの機会、食べ比べしちゃいましょう!!
食べ比べる豚肉の確認♡
日本各地に数ある銘柄豚でも、1番周知されている!といったらコレですよね。
”鹿児島県黒豚”は、明治時代にイギリスから輸入されたバークシャー種という豚がもとになっています。
その価値を維持するために、黒豚同士を交配した純粋種のみが育てられています。
さらには、一般的な豚の1.2倍から1.5倍ほどの肥育期間を経て出荷されます。
筋肉の繊維がこまかいため肉がやわらかく、サツマイモをエサとしているためその脂質も優れていることから美味しい肉として定着し、現在では鹿児島県の特産品として有名です。
肉とよでもお客さまからご好評いただいております”広島県産瀬戸内豚”です!
ランドレース種や大ヨークシャー種などをかけ合わせた、いわゆる”交雑種・三元豚”の瀬戸内豚。
肉の旨み・豚の甘みを作り出す6種類の穀物(とうもろこし・マイロ・米・大麦・小麦・大豆)を中心とした飼料が与えられます。
品種によっては、黒麹菌にご飯やパン・野菜・水などを、ある配合率で混ぜ一定温度で一晩発酵させた、まるで甘酒のような発酵飼料も与えられているんだとか。
あっさりしながら甘みと旨みを感じさせる肉質、霜降りがしっかり入った上品なやわらかさはまさにウマいの一言!
今回は鍋対決!
食べ比べの方法として、なにが良いか迷っていたところ‥
肉とよではお馴染み、お客さまから野菜のお裾分けでもやし(12袋!)と白ネギ(両手で抱えきれない!)をいただきました♡
もやしは直接入れるとして‥
しゃぶしゃぶ、からの野菜巻き巻きでいただくスタイルにします。
昆布を水で十分戻してお出汁の完成。
火にかけて湯だったら、お野菜を入れていきます。
お野菜に火がとおったら‥
卓上コンロにていただきまーす☆
‥の前に。
まずはそれぞれの色を確認!
左が黒豚、右が瀬戸内豚です。
しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶ‥。
加熱してみても、黒豚はその赤みがほんのりと残っていました。
味ぽんを付けていざ実食!
食べ比べ結果!
黒豚
- 甘み・旨味‥
- やわらかさ‥
- 脂っぽさ‥
さすが銘柄豚!といって良いほど、素人舌のヨメにもしっくり。
色が濃いので、一般的なお肉の「赤み=脂がなくてパサパサ」な予感がしましたが‥
加熱してもそのやわらかさは健在!
しゃぶしゃぶしたあとでものこる脂には優しい甘み・旨味が凝縮されていました。
瀬戸内豚
- 甘み・旨味‥
- やわらかさ‥
- 脂っぽさ‥
今回食べたのがあっさりとした部位の肩ロースだったためか、脂も少なめだったこともあり、加熱したあとのやわらかさは黒豚よりはなかったように思います。
‥が、こちらの強みはしっかりとした甘み・旨味!
噛むごとに豚肉らしさが口いっぱいに広がりました。
まとめ
黒豚も瀬戸内豚も、どちらも甘み・旨味が強い品種。
あとは”やわらかさ”をとるか、”噛みごたえ”をとるか。
この2つが分かりやすい食べ比べでした。
はっきりいって‥甲乙つけがたし!!(はっきりいえてない)
食べる料理にもよるんでしょう。。
今回はお鍋対決でしたが、次は肉々しさをガツンと味わう「トンテキ」で食べ比べしてみたいです♡
近々記事に上げますので、そちらもぜひご覧くださいませー。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。