みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログ。
今回も、肉旦那が「自営に至るまで」をつらつら書いてくれました!
お時間があれば、ぜひこちらの「自己紹介」もカテゴリー検索でどうぞ☆
【中学生時代】
- 第1弾『中学生時代、こんなことしてました考えてました。』
【高専時代】
- 第2弾『高専時代、僕は出会ってしまった。』
- 第3弾『経験から学ぶ大事のモノ=「時間」。』
- 第4弾『僕が思う「働く」とは。』
- 第5弾『進路の決定。』
【社会人編】
- 第6弾『「企業戦士」参る!』
↑前回の記事で「働かないおじさん事件、そして退職決意」について書いてくれました。
社会人として組織に与することで得られたもの、許せなかったもの、そこから行き着いた自分なりの考え‥
いろいろな出来事を経て社会人3年目にして退職を決意し、やりたいことに一歩踏み出した肉旦那に待ち受けていたこととは!?
今回は、前々回から続く社会人編、その仕事を辞めるまでの3ヶ月間のお話です。
退職と、もう1つのターニングポイント
「上場企業の鉄鋼会社・企画職」‥この仕事の退職は僕が人生で始めて自分の意思だけで決定したことです。
親や同僚や友達のアドバイスや意見を聞きながらも、「仕事を辞め一度フリーになる」と、僕自身が僕の一存で決めたことです。
上司との話し合いの末、辞職願を提出してから4ヶ月後に退職することが決まり、それから1ヶ月が過ぎたころだったでしょうか。
このころになると部内全体にも僕が退職することが伝わっていて、後任も決まり、あとは申し送り業務として自分のやったこと、やるべきこと等を資料にまとめるだけとなってきたところでした。
4ヶ月という少し長いくらいの退職期間を与えられていたので、余裕がある中で業務をしてましたが‥
そんなときに衝撃の出来事が!!
子どもが、そう、彼女のお腹の中に子どもがいることがわかりました。
正直なところ、すごく悩みました。
仕事を辞めるタイミングで子どもが出来るとは‥
「悩んだ」というのはニュアンスが違うかもしれません。
さあ、どうするか!といった感じ。
「さあ、どうするか!」
子どもが、新たな命が彼女のなかに宿っているなかで「彼女」とだけ記載していること。
すみません!
話を簡潔にしたいのでこのように書かせていただいております‥
自分の『選択肢』としては4つ 。
- 仕事を辞めて彼女と共に
- 仕事を辞めずに彼女と共に
- 仕事を辞めて彼女とも関係を絶つ
- 仕事辞めずに彼女とも関係を経つ
僕は昔から大きな事象が2つ重なった時はまず4択にして大きな方向を決めることにしています。
その場合、1つは意味のわからない事象になるので、まずその1つを切り捨てて3択にします。
上記の場合、それに当たるのが④。
そして3択。
僕はこの時25歳で彼女は23歳。
若さも人生経験も浅いなかで、僕は③の可能性を捨てきれずにいました。
選択肢③仕事を辞めて彼女とも関係を絶つ‥
ここで嘘をついたり格好をつけたりしても意味がないので、全て当時の正直な心境で書きますね。
彼女との将来は考えていたけど。
僕は今から無職になるわけで。
そんななかで、果たして子どもを養えるか否か。
はっきりなことをいうと『堕胎の選択はないか?』‥です。
そんな話を彼女としました。
彼女の答えは『絶対に産む』でした。
『あなたとは一緒になりたいけど、なれないならなれなくてもいいから絶対に産む』という力強い意思。
このときにさあ、どうするか!となったんです。
僕の選択
このまま仕事を辞めて子どもが産まれるなら、僕はそのとき高確率でニートです。
自分のことなので確率もなにも自分の意思次第ではありますが、一度フリーになって自営について考えてみよう、と思っていた自分としては将来のビジョンが変わってきます。
そこで出てきた選択肢②仕事を辞めずに彼女と共に‥
『一度吐いた唾を飲む』‥会社に頭下げて「やっぱり辞めません」というべきなのか、もしくは別の就職をすぐにでも探すのか、そんなことをグルグルと考えました。
そして僕は選択肢①仕事を辞めて彼女と共に、を選びます。
僕自身も彼女と一緒に将来を歩みたいと思ったし、彼女も強い意志で子どもを産みたいと言ってくれました。
‥もし。
もしかしたらの話ですが、その当時に彼女が「子どもを堕ろすから、あなたはあなたの夢を追いかけて」と言っていたら今の自分はないです。
『なかったと思う』という書き方はできません。
確実になかったです。
当時の僕に彼女がその言葉を言っていたら、逆に『サラリーマン』へ舵を取っていたかもしれません。
今になって思うのは、そんな大事なことを捨てる人間に夢なんて実現不可能だということ。
この先子どもがいるから自営を諦めてサラリーマンしないと‥なんて思う程度の志ならどこかで折れるな、と最終的に辿り着いたことを覚えています。
‥‥‥
ここまで「彼女」と書いてきましたが、そう今現在の嫁です。
肉ヨメです。
なんか重い話になってるけど‥
肉大好き、肉ヨメでーす!!(どーーんっ)
僕は嫁の強い意志と今いる長男に救われました。
ここで言うのも変ですが‥
‥‥‥
これは僕の勝手な結果論と持論です。
なにもかも捨てて夢を実現する人もいると思います。
そうは思うけど、大事ななにかを捨ててまで選択をしてしまう人は、相手が大事ななにかを選択するいつかその時に捨てられるんじゃないか、とも思います。
人それぞれ、過去の環境も現状も、未来の見据え方も違うんだから一概に言い切ることは出来ません。
でも。
今現在「僕自身が過去に後悔も未練もない」と思えることが大切なんだと思います。
『父親たち』の思い、『父親』への思い
そんな経緯で僕は仕事を辞め、結婚し、長男誕生を迎えます。
結婚をするに当たってはもちろん彼女の両親に話を通すわけです。
普通のできちゃった婚ならまだ?いいのですが、僕の場合は更に仕事辞めちゃった婚であり、新郎さん無職婚でもあります。
そんな人、彼女さんのご両親が認めるの?って声が聞こえてきます‥
‥これがね、快く認めてくれたんです。
もう15年近く前の話ですが、今でもその言葉はそのままに覚えてます。
「男が旗を振ると決めたのなら全力で旗を振れ。「親」として応援する。失敗したらその時に考えろ。男が一人、本気になればどうにでもなる!」
‥良いこと言いますよね、こんなニートに。
仕事はどうするんだ、嫁を泣かすな、子どものことをどう考えてるんだ、生活は?将来設計は??貯金は???‥とか何も聞かずに、です。
この言葉をいただいて、家族を持つことの責任と、失敗したときは朝から新聞配達して、昼間は現場仕事して、夜はコンビニのレジ打てばそれで済む話だな、と思えるようになりました。
まさに「死ぬこと以外はかすり傷」ってやつです。
僕の父親からは
「一度蹴った人生だ。つまらんことはするな」
とのお言葉。
大企業での企画職を蹴ってまでやりたいなら、それだけのことはしろ、とのことでした。
‥‥‥
やるよ。
やりますとも。
稼ぎが少なくても、休みが少なくても‥
満足度の高い人生を送ってみせるよ、家族と。
そんな父親たちの言葉とともに嫁と結婚し、長男誕生へと至ります。
この記事のまとめ
退職するまでのこの3ヶ月間は、僕にとって本当の意味でターニングポイントとなりました。
広島で働き、週末ごとに山口に帰り退職後・結婚に向けての話し合い‥
そんな忙しい中でも、僕を理解してくれたみんなのおかげで、とても充実した3ヶ月を送ることができました。
僕は、僕の人生は、人に恵まれているんだなと。
改めて、感謝の気持ちで一杯です。
さて。
決意も新たに、次回は『待望の長男誕生!‥からの単身赴任へ!?編』をお送りします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
続きも読んでもらえたらこれ幸い!