みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログ。
今回も、肉旦那が「自営に至るまで」をつらつら書いてくれました!
お時間があれば、ぜひこちらの「自己紹介」もカテゴリー検索でどうぞ☆
【中学生時代】
- 第1弾『中学生時代、こんなことしてました考えてました。』
【高専時代】
- 第2弾『高専時代、僕は出会ってしまった。』
- 第3弾『経験から学ぶ大事のモノ=「時間」。』
- 第4弾『僕が思う「働く」とは。』
- 第5弾『進路の決定。』
【社会人編】
- 第6弾『「企業戦士」参る!』
- 第7弾『「働かないおじさん問題」の末に。』
- 第8弾『「ターニングポイント」‥僕の選択。』
【退職から「肉とよ」開業まで】
- 第9弾『待望の長男誕生!‥からの単身赴任!?』
↑前回の記事で「横浜単身赴任編」を書いてくれました。
アルバイトを通して「マニュアル化・システム化」に感銘を受けつつ‥
若さをウリに我武者羅に働いた約半年いう横浜赴任でした。
地元・山口に帰って来て‥さてどうする???
今回のお話は単身赴任から帰ったところからのスタートです。
約半年の横浜生活を終えて久しぶりに嫁と子どもの3人生活です。
起業に向けて思うこと
まずは地元の不動産情報や商業地をぶらりと歩いてみたりして、今商売するとしたらどうか?というのを考えてみました。
昔働いていた焼肉屋にも顔を出して店主と話してみましたが、店の状況は悪くなっていて売上げも右肩下がりとのこと。
そりゃ経営努力もせずにずっと同じやり方・同じメニューで運営してるんだから、先細るのは当たり前だよなぁ‥
一通り見聞きしての判断としては、
といったところ。
ただ、ここまでの自分のしてきた経験からも起業は「焼肉屋でやろう!」という意志は固まりました。
理由として
- 店舗での実務経験が長い
- 地元に成功している店舗がある
- 焼き肉を食べに来る人は元気で明るい人が多い
大きくはこの3つ。
①店舗での実務経験が長い
アルバイトでの経験になりますが、7年というかなりの時間を費やしたことで、肉の捌き方や内臓肉の取り扱い方も修得していたし、一片の肉を見ただけでどこの部位を使っているか、また格付けはA3だな、とか知識もそれなりにあります。
ビビンバ、クッパなどのご飯もの、キムチ、ナムルなどの一品モノの仕込みも修得済み!
②地元に成功している店舗がある
僕が働いていたお店は傾いていましたが、一方では大成功している焼肉店もありました。
売上げや利益を公表している訳じゃないので憶測ですが、居酒屋やラーメン屋なんかも含めて地元の飲食店の中で№1だと思います。
大繁盛店があるのに同じ業種の「焼肉屋」で勝負するのか?って話ですが、やるならそれしかないと思っていました。
ラーメンが流行る地域もあればうどんが流行る地域もある。
ほかにもお寿司、居酒屋、ラーメン屋、焼鳥屋、フレンチ、中華‥
数ある飲食店の中でも、また、肉でいえばステーキ・すき焼きなどがある中で、なによりも「焼肉」に1番お金を使うというのが僕の地元の色なんだな、って考えました。
③焼き肉を食べに来る人は元気で明るい人が多い
これはちょっと自分の主観も入っていますが、実際に本当に多いんじゃないかな?
あとなにかの「晴れの日」に焼肉を食べる人が多いのもあると思います。
誕生日なんかの記念日や、卒業・入学なんかの節目のとき、なにか良いことがあったときに、とかですね。
こんなときに肉を食べよう!としている人はすでにテンション高めです。
あとは、これはたぶんまた別記事に上げることになると思いますが、お肉を食べる人がそもそも元気っていう話です。
皆さんの周りにもいませんか?‥高齢なのにやたら元気な人。
そんなことから起業するなら焼肉屋、と考えていました。
「肉」について改める
考えは固まってますが、良い物件もないし、家族がいながらニートはまずいでしょうってことでとりあえず職探しにハローワークへ。
肉関係でなにか仕事ないかな、と探していたらスーパーの中にテナントで入っている精肉店が目についたので面接しに行きました。
採用条件としては無資格OK・中卒以上。
要は義務教育さえ終えていたら誰でもOKということです。
だからこそ給料も休みも最低水準‥地元の零細企業なんてそんなものです。
ただ、ここではあえて零細企業を選びました。
少しでも大きいところに入ると業務内容の進展が遅いんですよね。
この仕事は何ヶ月やりなさい、これは何年‥なんてある程度決まってるから、仕事の範囲を拡げるための時間がどうしても多くかかってしまう。
規模の大きな量販店の精肉部に入ると、同じ精肉の仕事をしてても販売する量が多いので同じ仕事を毎日何時間もやらないといけないです。
その点従業員数が少ない職場だと仕事の範囲を拡げやすいですよね。
量販店と同じ仕事を似た工程でやるんだから、規模の小さいとこの方が早くいろんなことが修得できるだろう、という考えです。
さあ、ちょっとした空白期間ぶりの再就職、サラリーマン復帰です。
‥‥‥
人生で初めて「精肉」という仕事に就きましたが、これがまた面白い!
今までは「焼肉屋」で使う肉しか見ていなかったんだな、と改めて思いました。
個人経営の焼肉屋は味で負けたら話にならないから、素材も良いモノ使うところが多いんですよね。
じゃあスーパーの精肉店で使うお肉は?っていうとピンキリ‥本当にピンからキリまでズラッと品揃えがあります。
牛肉🐮だと黒毛和牛ではない乳用種やアメリカ産、オーストラリア産なんかの安価なものも販売するし‥
豚肉🐷にしても焼肉屋だと豚バラか豚ロースくらいしか使いませんが、スーパーだと豚ウデや豚モモなんかも当たり前に使います。
ってなわけで勉強、勉強!
この記事のまとめ
そんな感じの27歳。
高専時代・横浜での飲食店のアルバイト経験を経て、地元で新たな一歩を踏み出しました。
目標は焼肉屋起業!
とはいえ、現状まだそのときではない‥
そんな考えから、お肉の知識を増やすために就職した零細企業で、思いがけず「精肉」の面白さ・奥深さにふれ、自分はまだまだなんだなと気付かされました。
起業に至るまでのことを書いてみよう!ということで書き始めましたが、随分長くなってしまいました。
が、次の記事でいよいよ最後!
32歳で「肉処とよた」を起業するまでのラスト5年間を、ザザザザッと書きますね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
続きも読んでもらえたらこれ幸い!