みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログ。
今回も、肉旦那が「自営に至るまで」をつらつら書いてくれました!
お時間があれば、ぜひこちらの「自己紹介」もカテゴリー検索でどうぞ☆
【中学生時代】
- 第1弾『中学生時代、こんなことしてました考えてました。』
【高専時代】
- 第2弾『高専時代、僕は出会ってしまった。』
- 第3弾『経験から学ぶ大事のモノ=「時間」。』
- 第4弾『僕が思う「働く」とは。』
- 第5弾『進路の決定。』
【社会人編】
- 第6弾『「企業戦士」参る!』
- 第7弾『「働かないおじさん問題」の末に。』
- 第8弾『「ターニングポイント」‥僕の選択。』
↑前回の記事で「長男誕生、からの単身赴任!?」について書いてくれました。
50時間越えの長い陣痛との闘いを経て、待望の長男誕生‥感動もひとしおです。
‥ただ、あとにも先にも進めず、アルバイトをしながらの悶々とした日々。
そんな肉旦那へ姉カップルからの「横浜単身赴任」のお誘い‥行くしかない!
前回に続き、今回は横浜での単身赴任のお話を書いていきます。
息つく間もなく
会社員でもないので自発的な単身赴任。
姉たちとの話で期間は約半年と決まっていました。
何をするにも急がないと時間の猶予はあまりありません!
現地に到着した日は荷ほどきと近辺散策。
次の日には移動手段としての自転車を購入してアルバイトの求人情報を仕入れることに。
ガチガチの修行っていう訳ではないですが、自分としては折角の機会なのでしっかり勉強したい、と思っていました。
とはいえ、店側からしたらただの1アルバイトなんですから‥ある程度は気楽なものです。
妻子持ちだとか言って「妻子いるのになにしてんの?」とか変な人認定されるのが嫌というかめんどくさかったのでそこは隠してましたね。
とりあえず求人を見てピックアップしたお店は3つ。
- FC経営で地元を中心に展開する居酒屋チェーン店
- 多店舗化に取り組みだした定食屋
- 個人経営の創作料理屋
どれも面接はパスして、3つ掛け持ちのアルバイト生活が始まりました。
何いってんの???
始まりましたが‥1つは始めて3回目の仕事中に辞めました。
店主はねじりはちまきに作務衣、いかにも江戸っ子といった身なり。
店内の作りや装飾、メニューもどれも粋な感じで雰囲気あるお店だからバイト先にと選んだのですが、個人店にありがちなワンマン経営が酷すぎたようで。
まずお客さんがいない。
お客さんがいないからか、常にイライラしている店主。
よくは覚えてないんですが、どうでもいいことで従業員を怒鳴り散らしてたっけ。
なんて思ってました。
雰囲気あるなあと思って入った店が実は雰囲気最悪でした。
なんだかなぁ‥と思いながらの3回目のアルバイトの時にあったことが決定打となりすぐに辞めました。
このことはよく覚えてます。
‥‥‥
休憩室のような僕たちが着替える場所があって、僕がバイトに入ったのが18時‥すでに開店後のことでした。
着替えて仕事をしていたのですが、30分くらいしたところで店主が「休憩室の電気を切ったのはお前か?」と言ってきたんです。
と言ってきたんです。
冗談かと思うレベルの話ですが‥大マジです。
‥と。
こんな内容の会話でした。。。
率直に「こりゃアカンわ」と思いましたね。
まあ人の考え方は人それぞれだし、僕より人生経験も多いし、、経営者なわけだし、、、?
何もいうことはないな、と。
なんの躊躇もなく反射的に「すみません、辞めます」といって去りました。
となって約1週間で職を1つなくしました。
感想としては、正直なところ「世の中にはこんなに頭の悪い経営者もいるんだなあ」と思った次第です。
気持ちも新たに!
バイトは2つになりましたが、居酒屋と定食屋の方はバイトメンバーや責任者に恵まれていたし仕事内容も楽しかったので続けることができました。
ホールスタッフをしたのでは学びが少ないかもと思い、どちらの仕事も厨房を希望して、辞めるまで厨房仕事のみをさせていただきました。
居酒屋チェーン店では厨房の仕事の中でも担当がしっかりと分かれており、刺し身や肉を切る板場、揚げ場、焼き場、サラダ場、洗い場といった形です。
僕は焼き場からスタートしたのですが、話を聞くと3ヶ月くらいはそこを担当してもらうとのこと。
という旨を責任者の方に伝えると了承してもらえたので、バイト時間がかなり多めになりました。
多店舗化に取り組みだした定食屋の方も似たような感じでシフトが厚くなりました。
1ヶ月くらい経ったところで思ったのは、半年という期間ではできることの限度があるな、2つの仕事に絞って学べるとこまで学ぼう、ということでした。
※今現在僕がやっている精肉という仕事に直結するスキルを学んでいたわけではないので、魚はこうやって焼いたとか、トンカツはこうやって揚げたとか、ここでは実際の業務での話は割愛します。
「効率」重視
今までは飲食といっても田舎の個人店での経験しかなかったので、やはり学んだことは多かったです。
1番印象的だったのは動線の最適化。
厨房に無駄なスペースがなく、順序よく左→中→右と流れる形です。
- 複雑な注文の時にも必要なものが左に右にいくことがない
- それぞれの人が動く物理的な距離をより短くする
- 使用頻度の高いモノはより手に近いところに
- 高さを利用しての収納
狭い厨房内を本当に無駄なく、空間をフルに有効活用してました。
ほかにも
- 食材の保存方法や冷蔵庫内の整理
- 在庫把握や食材発注の管理や仕組み
- 掃除の仕方やそこに用いる道具や洗剤
などなど。
どれも理にかなってるというか「ほぇ~よく考えてあるなぁ」と感銘を受けました。
完全にマニュアル化されていたレシピも凄かったですよ☆
それぞれの食材が各何gとかは当たり前。
焼く時間なんかどれも秒まで指定されています。
仕上がりの20秒前である焼き始めから5分40秒の時点で中心部の検温をすること、そのときに60℃ならこう、70℃ならこうなんて書いてましたね。
マニュアル化・システム化は非常に勉強になりました。
この横浜期間、嫁子どもを置いてきてるし、横浜に友達もいなかったし、もうやれるだけやったる!という気でいたので毎日14時間程度バイトしてました。
月に1日しか休みを取らなかったので、時給1000円と夜間時給アップで月のバイト代は40万を超えていました。
この記事のまとめ
横浜単身赴任生活はこんな感じでしたね。
自分がやりたくて来たんだし、我武者羅に働きました。
いろいろな経験をさせていただきましたが、まとめるとただただこの2つ。
『若いときは体力に任せてガッツリ働く』!
「ただ働く」のではなく、大事なのは『見るとこ見て、聞くこと聞いてしっかり学ぶ』!
長くなりましたが、横浜単身赴任編は以上です!
次回は『妻子のもとに帰る!けどまたニート‥どうするか!?編』です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
続きも読んでもらえたらこれ幸い!