みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
12月も早下旬、天気予報では寒気がなんだのとここ2,3日で一気に冬の気配が濃くなってまいりました。
寒さが本格化すると、台所に立つのが億劫に感じませんか。。
諸々の下準備から始まり調理うんぬん、何が面倒くさいって‥片付け!
できる限り水に触れたくないですよねぇ。。
そんな私たちに、料理をするうえで全てをラク~にしてくれる強い味方が‥っ!
準備がラク!なだけでなく、野菜も摂れる・温かいまま食べられる・ワイワイ囲んで楽しい♪とイイコト尽くしですよね。
そんな寒い季節にピッタリのお鍋について、肉とよ的に解説していこうと思います。
今回はそのさわりとして第1弾『お鍋の歴史を紐解く』をご紹介!
お鍋、その概要と歴史
広く、鍋物(なべもの)あるいはただ鍋・お鍋と呼ばれる鍋料理。
惣菜を食器に移さず、調理に用いた鍋に入れたままの状態で食卓に出される日本料理です。
一般的に、複数人で卓上コンロやホットプレートなどで調理しながらその鍋を囲み、個々のお椀や取り皿,またはポン酢やタレなどを入れた小鉢(とんすい)に取り分けて食べます。
通常は複数人で囲んで食べるため一抱えほどの大きさの鍋を用いますが、宴会や会席料理では一人前サイズの小鍋も見かけます。
最近では一人用の鍋も市販されています。
これらを用いる場合はお椀などに取り分けず、暖かい状態で直接食べられるといった手軽さがありますね。
‥さて、今でこそ当たり前となった鍋料理。
台所状態の移り変わりにより、このスタイルとなったのは実はつい最近のことのようです。
お鍋の歴史
古くから、日本の住居には台所にある竈(かまど)とは別に、調理のほか照明や暖房も兼ねた囲炉裏が用意されることが多く、そこで煮炊きした料理を取り分けて食べる事は日常的に行われていました。
18世紀後半になって、囲炉裏の無い町屋や料理屋で火鉢やコンロを使用した『小鍋仕立て』という少人数用の鍋が提供され、鍋から直箸で何人かがつつくというスタイルが発達しました。
しかし竈神信仰や自分専用の膳(銘々膳・箱膳など)が一般的だったため、それまでの社会的習慣とは相容れないものとして、小鍋仕立てはそこまでの浸透を見せませんでした。
牛鍋が流行した明治維新(1868年)以降、ようやく”鍋料理”として確立していきます。
調理の近代化も進み、調理熱源が木質からガスなどに転換していき、加熱をしながら食べるという方式で最初は飲食店でのみ提供されていました。
その後、昭和のはじめころに都市を中心にちゃぶ台が広まっていき、さらにはカセットコンロなどの発明と普及により、家庭でもさかんに鍋料理が食べられるようになりました。
まとめ
「大勢ないし個人で、温かい料理をお鍋から直接よそっていただく」
その特徴から冬の代名詞的な意味合いが強い鍋料理。
歴史を紐解くと、一般家庭へと普及したのは今から110~70年くらい前ということがわかりました。
最近ではいろいろな味付けの鍋ダレや盛り方なども各メディアで紹介されており、毎日の食卓を彩ってくれます。
そんな攻防が各家庭で行われてそうですね★
他記事では、使用する鍋の種類や、鍋料理の味付けについてご紹介していこうと思います。
続きも読んでもらえたらこれ幸い!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。