みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
学校給食は子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけるために重要な役割を果たしています。
全国学校給食週間とは、学校給食の意義や役割についての理解を深めて感心を高める1週間として定められています。
今週はちょうどその週間です。
学校給食のはじまり
学校(小学校、中学校など)で一定の特定多数人のために専門の施設を用いて組織的・継続的に提供される食事のことを「学校給食」または単に「給食」と呼んでいます。
学校給食は、明治22年に山形県の小学校で、貧しくてお弁当を持ってこられない子どもたちのため無料で食事を提供したことがはじまりといわれています。
それから全国に広まり、昭和の初めごろには栄養失調や身体の弱い子どもたちのために、栄養を考えた学校給食が出されるようになりました。
戦争のために中断されていましたが、戦後の食糧難により児童の栄養状態が悪化したことからその必要性が叫ばれるようになり、再開することとなりました。
まず昭和21年12月24日に、東京・神奈川・千葉の三都県で試験的に実施。
もともと12月24日が「学校給食感謝の日」とされていましたが、学校の冬休みと重ならないように、1ヶ月後の”1月24日から30日までの間”を「学校給食週間」と定めることになりました。
感謝の気持ちを忘れずに‥
およそ130年‥給食にはさまざまな時代背景がありますが、どの時代も子どもたちのすこやかな成長を願って作られてきました。
今では当たり前の給食。
ですが、給食に至るまではいろいろな人の手を経て届いていることを忘れてはいけません。
”当たり前”への感謝の気持ちを、常日頃から持ちたいものです。
食べ物を大切にする
私たちは米や魚・お野菜・お肉‥動植物の命をいただいています。
食の安全においても、1次2次産業に携わる方々の努力の賜でもあります。
その命を粗末にしないように感謝し、大切にいただきましょう。
食事のあいさつをきちんとする
食事のあいさつといえば『いただきます』と『ごちそうさまでした』。
一説によると‥
- 「いただきます」の語源「いただく」は、神様にお供えしたものを食べるときや、位の高い方から物を受取るときに、頂(いただき、頭上)にかかげられ、それが「食べる」「もらう」の謙譲語として使われるようになった。
- お肉や魚はもちろんのこと、野菜や果物にも命があると考えられ「○○の命を私の命にさせていただきます」とそれぞれの食材に感謝している。
- 「ごちそうさま」を漢字で書くと「御馳走様」で、昔は今のように冷蔵庫もスーパーマーケットもなく、食材を揃えるのは大変なことであり。は走りまわるという意味の「馳走」は、食事を出してもてなすために奔走する様子をあらわしている。
日本ならではの食前食後のあいさつには、食べ物の命や料理に関わる人々への感謝の気持ちが込められているんですね。
食事のマナーを守る
上記『あいさつをきちんと‥』にもつながる食事のマナー。
これを守って食べることは、食べ物や料理を作ってくれる人の思いを大切にすることと同意義です。
丁寧に食べることをぜひ心がけたいですね。
後片付けもきちんと
食器に食べ残しがないようにする、食べ終わったら食器を下げる。
”後片付け”までもきちんとすることで、食事に携わる方々への感謝の気持ちがより伝わることでしょう。
まとめ
人は食べないと生きていけません。
食べ物が私たちの身体をつくり、動かし、調子を整えてくれます。
また、その食べ物を作ってくれる人、運んでくれる人、料理を作ってくれる人‥いろいろな人々のおかげで食べることができるのです。
関わるすべての人に感謝して、日々の”糧”をいただきましょう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。