みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
「学校」と聞くと、授業以外では「給食」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
↑こちらは「学校給食」についての記事。
今回はそんな学校給食から、人気のメニューをご紹介したいと思います☆
不動の2トップ
学校給食の業界誌、月刊「学校給食」2021年7月号(全国学校給食協会)が、栄養教諭・学校栄養職員・給食調理員を対象におこなった「一番人気の給食メニュー」の調査結果を発表しました。
トップ3は1位「カレーライス」、2位「揚げパン」、3位「から揚げ」。
この結果は、今の子どもたちの人気メニューを反映しているものです。
では、すでに卒業した人・昔を懐かしむ親世代の人気メニューはどうでしょうか。
ネット上でも好きなメニュー、懐かしい献立がたびたび話題になり、メディアなどでおこなわれている給食の人気メニュー調査では、大人たちが「懐かしい思い出」として回答しているケースが多くあるんだそうで。
たとえば2020年8月に「LINEリサーチ」が「小中学校時代、好きだった給食は?」という調査をしています。
その結果は10代・20代・50代が「1位揚げパン、2位カレーライス」、30代・40代が「1位カレーライス、2位揚げパン」。
なんとまさかの不動の2トップ!!
これら2つの調査結果からも、長年にわたって人気メニューはカレーライス&揚げパンだということがわかりますね。
カレー!揚げパン!!
ではどんなカレー・揚げパンが人気なのでしょうか?
「カレー」といっても、今どきの学校給食のカレーは食材のバラエティも豊富で、学校給食施設の栄養士によるたくさんのアイデアが盛り込まれています。
たとえば、夏野菜カレーは地元で夏に収穫される野菜や果をふんだんに使用。
秋にはさつまいもやきのこの入ったカレー、冬には根菜カレーという具合に、季節によって旬の食材を味わえるようになっています。
現在、学校給食には”地産地消”として地域でとれるもの(地場産物)を多く使うことが求められており、コメや野菜だけに限らず、それはカレーにおいても例外はありません。
水産業が盛んな地域では地元の魚介類を使ったシーフードカレー‥といった具合です。
このようなトレンドは国の「第4次食育推進基本計画」に目標として挙げられており、さらなる地場産物の活用が期待されているのでしょう。
また、学校給食は安全であること、おいしいことはもとより、教育の一環としても実施されています。
そのためキーマカレーや、ナンを使ったカレーなんかも提供されています。
食文化の理解や国際理解などの「生きた教材」としても位置づけられているんですね。
揚げパンも人気がありますが、実は子どもたちよりも保護者から「子どもに揚げパンを出してあげてほしい」というリクエストが数多くあるようです。
自身が食べるわけではないのですが、「あの味を我が子にも」という親心なのかもしれません。
それが受け継がれ、現在の子どもたちも大好きなメニューとなったのですね。
そのほか、小学校3年国語の教科書に出てくる「すがたをかえる大豆」で習った大豆のひとつの姿として「きなこを味わってもらう」という狙いで、人気のあるきなこ揚げパンを提供されています。
一方で「揚げパンには教育的な目的が見いだせない」として提供しない栄養士もいるんだとか。
学校給食を教育の一環と考えるか、子どもたちの楽しみととるかは、どこまでもその学校・校区に所属する栄養士次第なようです。
とはいえ、学校給食ならではの揚げパンはぜひ子どもたちにも食べてもらいたいな、というのがアラフォー親世代の想いです。
まとめ
学校給食には、今も昔も不動の2トップが存在していることがわかりました。
そして地産地消や”生きた教材”として、何より子どもたちが楽しんで食べられるようにさまざまな工夫をもってメニューが考えられているんですね。
カレー・揚げパンといった人気メニューだけでなく、”日々の糧”としていただきたいものです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。