みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
以前よりブログ内でもから揚げについて掘り下げてきました。
今回は肉とよがオススメするつけ込みダレのレシピを3つご紹介しようと思います!
から揚げをつけ込むときのお約束
まずは、から揚げをするのに大事なポイントをいくつかご紹介します。
フォークなどを刺してお肉の繊維を破壊する!
良く耳にすると思いますが、これをする・しないとではかなり差が出ます。
お肉の繊維は加熱するとギュッとかたくなってしまうので、それを防ぐためにあらかじめ繊維を断ち切っておくことが大事です。
加熱時、組織の結合がされなくなり、やわらかい食感になります。
また、破壊された組織からつけ込んだタレがより浸透し、中まで味が染みわたりやすくなる、という利点もあります。
つけ込むタレ、その水分量
お肉は加熱するとその水分がなくなってしまう傾向にあります。
それを補うために「加水」することをオススメします。
どの料理サイトを参考にしても、つけ込むタレは基本的に調味料を混ぜたモノで、その中には「料理酒・みりん」などの、いわゆる水分が含まれていると思います。
そのような水分+水=『揚げるお肉の約20%分の水分量』を加水することで、加熱によって失われるはずの水分が補填され、仕上がりがよりジューシーになります。
常温に戻す
冷たいお肉を熱々の油へ投入‥急激な温度変化はお肉をかたくし、また油をから揚げをする適温に戻すのに時間がかかるし、さらにはその間加熱は続くのでお肉の水分がどんどんと飛んでいってしまいます。
お肉にとっても揚げ油にとっても良いことは1つもありません。
晩ご飯用の仕込みとして朝からつけ込む、その間は冷蔵庫保存がベストではありますが、揚げる30分前にはできるだけ常温に戻しておく方が良いです。
から揚げレシピ、オススメ3選!
から揚げを作る前の基本を押さえたところで‥
それでは肉とよがオススメするから揚げレシピをご紹介していこうと思います!
定番の味、お袋の味『醤油だれ』
- 醤油‥大さじ1と1/2
- 料理酒‥小さじ1
- みりん‥小さじ1
- 砂糖‥小さじ1
- 塩こしょう‥小さじ1
- すりおろししょうが‥小さじ1(チューブでも可、その場合2㎝)
- すりおろしにんにく‥すりおろししょうがの半量
- 水‥大さじ2
言わずと知れた『ザ☆定番』の味付けです。
いろいろな味のから揚げが溢れている昨今、結局最後はこの”おふくろの味”に落ち着いてしまいますよね。
これにさらにワサビ(チューブで5㎜程度)を加えると、お肉のくどさがなくなり爽やかな食べごたえになります。
つけ込む時間は、常温で20分以上~冷蔵庫で一晩。
まぶす片栗粉は大さじ4‥もったりめにすることで、揚げ上がりの衣がよりカリッとなります。
ビールをもう一杯『塩から揚げ』
- 料理酒‥大さじ2
- すりおろしにんにく‥小さじ1(チューブでも可、その場合2㎝)
- 塩‥小さじ1/2
- こしょう‥少量
- かつおだし‥3g
- 水‥大さじ2
酒飲みにはたまらない『酒の肴』な味付けです。
かつおだしを加えることで、風味や旨味がより際立ちます。
「かつおだし→レモン汁」に変えるとアラ不思議、塩レモンに早変わりします☆
つけ込む時間は、常温で30分以上~冷蔵庫で一晩。
まぶす片栗粉は大さじ3、薄めの衣でサクッといきたいところ。
無添加モノがオススメ『だしから揚げ』
- だしパック‥一袋8g
- 料理酒‥小さじ2
- 醤油‥小さじ1(ただし甘めは避けてください)
- 水‥大さじ2
食べた瞬間ホッとするであろう『和風』の味付けです。
醤油辛さもなく、口に入れた瞬間、だしの旨味が鼻の奥に抜ける感じがたまりません。
だしパックは無添加のモノをオススメします。
つけ込む時間は、常温で30分以上~冷蔵庫で一晩。
まぶす片栗粉は大さじ2、ダイレクトにだしの味を味わいたいのなら、衣は薄手が吉です。
まとめ
から揚げをするときに大事にしたいポイントと、肉とよオススメ3選をお送りしました。
油を使用するので洋風かとも思いきや、味付け次第でその顔がガラリと変わるから揚げ。
定番の3選以外にも、料理サイトではさまざまなつけ込みダレが紹介されています。
当ブログでも引き続きから揚げを深掘りしますゆえ、みなさんもぜひご一緒にその”沼”にハマっていきましょう♡
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。