みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
ときは年末。
お世話になった方々に、みなさんもご挨拶としてお歳暮を贈ることと思います。
お酒や缶詰、ご当地のものなどさまざまな種類がありますね。
肉とよでも
といった注文を受けました。
そんな贈り物の代表的なものにハムやソーセージなどの、いわゆる『食肉加工品』があります。
お歳暮で贈られてきたものはとくに、年末年始の人が集まるときにおつまみとしても重宝しますよね。
今回はそんな『食肉加工品について』を肉とよ的に解説していきたいと思います☆
食肉加工品の歴史
”食肉”の”加工品”であることからヨーロッパを中心に発達してきました。
ハム・ソーセージ・ベーコンなどの歴史は古く、古代ローマ時代にすでに食肉店で販売されていたようです。
もともとソーセージの語源は「salsus(ラテン語で塩漬けを意味する)」に由来している、だったり「sow(メス豚)」、「sage(香辛料のセージ)」からきている、といわれています。
また、ベーコンの発祥はデンマークのあたり。
長い航海のための保存食品として、塩漬けした豚肉を使っていたことがはじまりなんだとか。
日本で食肉加工品が見られるようになったのは、最初は長崎の出島においてでした。
そこではオランダ人がハムやベーコンなどを製造していたことを記した文献も残っています。
日本人が製造し始めたのは150年ほど前の明治維新以降です。
それからしばらく‥昭和まではハムやベーコンが中心でした。
加工品のなかでも1番人気となっているソーセージは、その歴史でいえば比較的新しいものなのです。
現在では、さまざまな技術の進歩や製造機の発展により、大量生産や多種にわたる商品をつくれるようになっています。
食肉加工品の種類
日本人が家畜の肉を食べるようになった歴史は古い(狩猟でいえば約20万年前の旧石器時代、食用としてイノシシが飼育されだしたのは縄文時代にまで遡ります)のですが、その歴史の中でもいろいろな食肉加工品が生まれてきました。
もちろん海外から輸入された食品も多いのですが、日本に伝わってから独自の発展を遂げた加工品もあり、世界の食品展示会で日本の加工品が高い評価を受けることもあるんだとか。
それでは、日本で一般的に流通している食肉加工品がどれくらい存在し、どのような製法によって加工されているのか整理していきましょう!そもそも肉加工食品と言っても、肉そのものに種類が多く製法もいろいろと存在するので列挙が困難。。
例えば加工品としてよく使われるお肉は、
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 羊肉
などがあります。
さらにそれらのお肉は、
- 塩漬け
- 薫製
- 水煮
- お湯煮
といった処理をされて各加工品になります。
具体的な食肉加工品の代表例には、
- ハム類
- ベーコン
- ソーセージ
- 缶詰食肉製品
- 乾燥肉
がありますね☆
この分類は世界的にも共通していますが、日本には”プレスハム”のような独自の製品も存在しており、日本の食肉加工品はその独自の製法により多様な製品につながっています。
食肉加工品の機能性成分
お肉の加工品は、かつてはおもに豚肉とその内臓を原料としていましたが、現在では豚肉以外のお肉も原料として利用されるようになりました。
本来は塩蔵や燻製の技術を利用した保存手段として生まれたものですが、最近は保存よりも独特の風味を楽しむためにつくられているものも多いです。
保存性はそれほど高くありませんが‥
食肉加工品の多くが豚肉をおもな材料とすることから、栄養素をはじめたんぱく質・ビタミンB群が豊富です。
また、血液を材料とするブラッドソーセージや肝臓を材料とするレバーペーストは、レチノールや鉄分を多く含みます。
反面、塩分や脂肪も大量に含むので、摂りすぎには注意が必要です。
まとめ
食肉加工品の歴史は古く、世界でも日本でも私たちの舌に合わせてどんどん発展をしていきました。
ハムをはじめ、ソーセージやベーコンなどたくさんの種類もあります。
ほどよい塩気や、切ればそのまま食べられる手軽さ‥私たちの食卓には欠かせないものですね!
お酒の肴として、美味しい加工品に出会うのもまた一興。
みなさんも自分だけの一品を見つけてみてください☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。