肉処とよたアレコレブログ
~喜ばれる歓び~
日常

次男の定期検診に行ってきました☆

みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖

ヨメ
ヨメ
今回は次男のお話

次男は”色素性じんましん”

突然ですが。

みなさん「色素性じんましん」ってご存じでしょうか?

以下はそれの説明なので、気になる方は見てください(サッと読み飛ばしても大丈夫☆)

【色素性(しきそせい)じんましん】

皮膚への刺激によってじんましんと同じようなかゆみや皮膚の盛り上がった発疹が現れる病気。

皮膚に肥満細胞(アレルギー反応を起こす細胞で、刺激を受けるとヒスタミンなどの物質を放出するという性質がある)が過剰に集まってしまうことが原因で起こります。

ヨメ
ヨメ
そのため「肥満細胞症」や「肥満細胞腫」という別名も

生後1歳までに起こる「幼児型」と、思春期以降に起こる「成人型」の2つに大きく分けられます。

病名に「じんましん」という言葉が入っているため紛らわしいですが、一般的なじんましんとは少しメカニズムや症状が違う病気です。

一般的なじんましんの発症メカニズム

  1. 何らかの原因で肥満細胞が刺激を受け、ヒスタミン(毛細血管の壁をゆるめて、血管内から必要な細胞を呼び寄せるという働きがある)などを放出
  2. 血管の壁がゆるみ、細胞とともに血漿(体液の一種)が染み出てきて、皮膚の内側に溜まる
  3. 皮膚にかゆみを伴う白~紅色の浮腫・みみず腫れが現れる

一般的なじんましんでも、その発症には肥満細胞がかかわっています。

湿疹とは異なり一過性のもので、30分~1日以内にあとかたもなく消えてしまうのが特徴。

一部、血管浮腫という深部で起きる蕁麻疹は腫れが3日間ほど持続しますが、これも蕁麻疹の一種です。

色素性じんましんの発症メカニズム

先ほど述べたように、色素性じんましんは肥満細胞が異常に増えすぎた病気です。

皮膚の下に肥満細胞が多く集まって巣を作ってしまっているため、この部分の皮膚をこすったり、ひっかいたり、入浴して急激な温度変化にさらしただけで、容易に刺激を受けてヒスタミンを放出し、膨疹を作ってしまいます。

この反応は同じ場所で何度も起こるため、結果的にメラニンが増加して薄茶色のシミになってしまったり、褐色の盛り上がりや水ぶくれができてしまったりします。

どこに肥満細胞が増えているのかによって、シミや結節ができる場所や大きさ、個数はまちまち。

なぜこのように肥満細胞が増えてしまうのか、アトピー体質やストレス、食事の影響があるのかは未だ不明の病気です。

色素性蕁麻疹は生後1歳までに起こる「幼児型」と、思春期以降に起こる「成人型」の2種類に大きく分けられます。

ヨメ
ヨメ
とりあえずは次男が患っている”幼児型”の説明でも
”幼児型”色素性じんましんの症状
症状 生後間もなく、いろいろな大きさ(小豆~鶏卵サイズ)の薄茶色のシミが現れる。シミは平らかわずかに盛り上がる程度。体幹や首に出ることが多く、手のひらや足の裏にはあまり出ないよう。水疱ができることもある。

このシミの下には肥満細胞の巣がありますので、シミを強くこすると、肥満細胞が刺激されてヒスタミンが放出されます。

ヨメ
ヨメ
そうすると、こすった部分が赤く盛り上がり、かゆくなるんだとか

毎日の入浴では身体を洗うために皮膚をこすりますし、お湯の温度で皮膚が刺激されますので注意が必要です。

色素性じんましんで問題になるのは、この肥満細胞の反応が強く出てしまった場合です。

前述した通り、ヒスタミンには血管の壁を広げて細胞や血漿を血管外に出す作用がありますが、この作用が広範囲にわたると、血管から水分が出すぎて血圧が低下してしまいます。

ヨメ
ヨメ
これはアナフィラキシーショックという危険な状態!

皮膚の症状とともに、吐き気や嘔吐・下痢・腹痛・頭痛・動悸・呼吸困難・けいれん・意識消失などが起こる可能性も極稀にあります

ヨメ
ヨメ
治療法は、というと

10歳頃までに自然治癒するといわれていますが、それまでの対策としては、抗ヒスタミン薬の内服薬がメインになります。

この薬は肥満細胞からヒスタミンが放出されても、その作用を弱めることができるので、症状が起こりにくくできると考えられています。

症状が重い場合は、ステロイド剤の全身投与(内服、注射、点滴)と、足りなくなった水分を補うための輸液を行うことがあります。

シミ、すなわち肥満細胞が集まっている巣が一つしかない場合は、その部分を切除する手術により治癒をめざす方法もあります。

次男、定期検診へGo!

さて、ここまでザックリと色素性じんましんについて説明してきましたが。

見ただけ聞いただけでは「え?何それ、大丈夫なの??」と思いがちですよね。

確かにアナフィラキシーショックの症状を聞くと心配になりますが、”10歳で自然治癒する”とあるように、幼児型は比較的重くとらなくても大丈夫な病気です。

ヨメ
ヨメ
実際に次男の具合を例にとってみますね

生後3ヶ月ごろに「あれ?この斑点なんだ??」という症状が太もも内側にでました。

今ではうっすらと分かるくらい。

ちょうど3ヶ月検診にかぶっていましたので小児科(上3人もかかりつけている町医者)にてたずねたところ、

「うーん‥気になるなら皮膚科に行ってみる??」

といった具合でした。

で、皮膚科に行ったら

「たぶん色素性じんましんだね」

と、なんとも軽い感じで告げられました。

紹介状を持って、そういう系に1番詳しいであろう近くの山口大学医学部付属病院(以下 医大)に赴き精密検査を受け、

「うん、色素性じんましんで間違いなし」

と確定、治療と経過観察がはじまりました。

ちなみに検査の内容は「斑点の色が1番濃いところからちょっと深めに皮膚サンプルをとって調べる」といった感じ。

ただ、確定するまでに2ヶ月くらいを要し、太ももに斑点→全身に斑点と症状が広がっていっていまして。

茶色い斑点は濃い薄いとさまざまでしたが、ありがたいことにとくにかゆがる様子もなく。

でも小児アレルギー専門の先生曰く「全身だし、もしかしたらかゆみを伴ったりで本人が1番つらいかも‥」との言葉もあり、内心ドキドキしていました。

お腹もですが、脇やお尻などいつも擦れるところがとくに症状が濃い印象。

ということで、月に1度の定期検診を受けつつ、ヒスタミンを抑える薬(毎食後飲む粉末タイプ)を処方されていたのですが。。

診断を受けてから半年、次男がちょうど1歳になったころくらいでしょうか、、

「これだけ調子が良ければ‥薬、要らないね」

とのことで、薬の処方がなくなり定期検診も3ヶ月に1回‥様子見しつつ問題がないようなので、今では半年に1回となりました。

診察中もこんな調子だし‥

とはいえ、身体の表面に症状が出ながらも体内の病気でもあるわけで。

1年に1回ほどではありますが、検便・検尿・血液検査などでしっかりと診てもらう必要があります。

でも、先生も次男の症状に慣れたもの。

「なんか気になる症状があれば後日連絡しますね~」

というフランクさです。

‥というのが、診断から4年目の次男の現状☆

ヨメ
ヨメ
ね、そこまで重くないでしょう??

‥で。

タイトルにもありますように、本日、半年ぶりの定期検診を受けに医大へと行ってきた、というわけです。

1時間半待って5分の診察。

「半年ぶりだけど、だんだんと薄くなってる気がしますねぇ(^^)」

ヨメ
ヨメ
いつもどおりの「問題なし♪」をいただきました

次回の検診で検便・検尿・血液検査が予定されています。

まとめ

今回は「こんな病気もあるんだよ」とお伝えする記事でした。

同じ診断を受けて、もしかしたら心配されている親御さんがいらっしゃるかもしれない‥

でも、そこまで心配しなくても大丈夫だよ!と少しでも伝われば良いと思い書かせていただきました。

ヨメ
ヨメ
おかげでタイトルの内容‥最後にちょろっとでしたね。。

何も分からない生後3ヶ月から色素性じんましんとお付き合いしている次男は、なんともひょうきんなもので、

みてー、ツブツブでおいしそうでしょー

と毎日が楽しそうです。

病は気から!

どんな病気でも身近にいる家族が暖かく見守ることが、まずは1番のお薬になるのではないかと思います。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
肉とよ
山口県宇部市で精肉店を営んでいます。 お肉のことはもちろん、食に関するアレコレをはじめ、地元アレコレ、親子アレコレ‥いろんなアレコレについてつづっていけたら、と思っております。 みなさんに『喜ばれる歓び』をご提供!