みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログですが‥
ゴリラ的な肉旦那が時事ネタについて語るシリーズをお届けします。
710は語呂読みで納豆。
そう、7月10日は納豆の日です。
それにちなんだお話のようですが‥いろいろと話したいことがあるようです。
肉とよブログ、しばらくゴリ時事「おい!令和納豆っ!!」をシリーズでお届けさせていただきます。
それではさっそくいってみましょう☆
今回の時事ニュースは『令和納豆』について。
皆さんは令和納豆はご存じですかね?知名度ってどれくらいあるんでしょうか?
ネット界隈では何回燃えてんだってくらい炎上に次ぐ炎上なのでよく知られてると思うけど‥
規模としては小さいので取り上げられてないかもしれません。
言いたいこと、ツッコミたいところ満載の令和納豆劇場なので記事は何個かに分かれるほど長くなると思います。
今回の記事①では『令和納豆の起業、炎上経緯の概要』を語って行きたいと思います。
※炎上ネタが多すぎるので特にツッコミたいところは別記事にして掘り下げます。
開店にクラウドファンディング利用
まずは令和納豆が開店に至るまで。
”令和納豆”は令和元年7月10日(納豆の日)に茨城県水戸市にて開業した納豆ごはん専門店です。小さな1飲食店です。
ホームページもあるので見たらわかりますが、壮大なスケールで納豆ごはん屋さんを開業してます。
納豆を通じて世界と繋がる!
世界の栄養問題も解決する!!
水戸市の地域創生・活性化!!!
これ聞くと「素晴らしい企業理念だ!」って感じがしますよね。
納豆おいしいですし、本場も本場!水戸ですし。
こんな崇高なる企業理念を掲げ、この企業”株式会社納豆”さんは起業にあたりクラウドファンディングという仕組みを利用したんです。
アイデアや熱意はあるけど資金がない‥そんな人が自分のアイデアや熱意を語って、それに賛同・共感してくれた人から資金を提供してもらって開業するという仕組み。
起業に限らず、クラファンは実に様々なものがあり、
- 世界一周したい
- なにかを修得したい
- 何かを作りたい
などなど‥ネタはなんであれ賛同・共感されれば個人または企業からの出資が期待できます。
ちなみに、その時に発案者の方から条件をつけることも可能。
「○万円以上支援してくれたら、この商品プレゼント」とか「こんなサービス提供します」とか。
その条件に見合う対価がありそうなら、そのクラファンは成立する可能性が高くなります。
その昔、テレビ番組で”マネーの虎”というのがありましたが、まさにアレです。
”令和納豆”が募集をかけた際のクラファン条件
今回の議題である令和納豆さんはどんな条件のクラファンで募集をかけたのか。
令和納豆さんは「1日1回、梅コース納豆定食660円(税込み)の生涯無料パスポートを1万円でお渡し」を条件に購入型クラウドファンディングで募集をかけたんです。
どうでしょう、これ。
すごくないですか?
たしかに水戸市近辺在住でない限りは使いにくいモノではありますが、逆に水戸市にいたら絶対に欲しくないですか?
みんなすぐに計算しますよね。
15,6回で元取れるやん!これ熱いわ!!ってなりますよね。
‥でも、です。。
これ普通に考えて、無茶な話なんですよね。
僕も自営やってるから原価のことすぐに考えちゃいますが、1万円を先に払ってもらっているとはいえ、お客さまに無料で梅定食を提供するってことはだいたい原価率100%です。
というか、もちろん人件費・販促費がかかるのでチャラじゃなく赤。
むしろマイナスなんです★
1つの丸損を他でカバーするのって相当数売らないと成立しません。
すっごく単純な計算をすると660円の梅定食で純利益が10%の66円としたら、無料パス利用者1人の来店に対し、一般客10人の来店でチャラってことになります。
で、この令和納豆さんのクラファン。
100件限定で募集が始まりましたが、速攻完売。
1万円を100件なので100万円の開業資金を得たわけです。
で、ででででで、この令和納豆さん、気を良くしたのかなんなのか、追加で1000件まで募集します!と言い出してこれも勿論完売。
そりゃお客からみれば絶対おいしいですもん、”1万円で生涯無料”って。
このような形で最終的には約1100人に無料パスを、クラファンで集まったお金は1246万円!
潤沢な開業資金を得て、晴れて令和元年7月10日、納豆(ナットー)の日に開業となりました。
炎上劇場
冒頭にも言いましたが、ここから令和納豆さんは数々の炎上を展開していきます。
炎上①「無料パスの規約がえげつない」
1発目はなんと開店と同時の出来事
クラファン購入者の手元に無料パスが届かないぞ、なんの連絡もないぞ、と。
更にTwitterでそんなツイートをした人は即ブロックしたとかで軽めに炎上。
まぁ開店後間もなく、とりあえずはちゃんと配布されたのでそこまでの炎上にはなりませんでしたが、、、
パス購入者が少なからず不信感を持ちながら無事に手元に無料パスが到着したら、利用規約というものが。
そりゃ無料パスなんで規約はもちろんありますよね。
で、クラファン購入時に提示してあった利用規約が下記です。
- 梅定食(660円)限定
- ご本人様のみ
- 1日1回
- 店舗の納豆が品切れになった場合は使用不可
- 譲渡禁止
実際に手元に届いた無料パスにはこれに加えて「細かい利用規約は無料パスポート初回利用時に店頭でお渡しします」との文言が。
ついでに裏面にもこんな文言が。
「カード保持者が利用規約に違反し、または違反する恐れがあると認められた場合、カードの使用を予告なく中止し、サービスの提供を中止します」
ふむふむ‥要は、クラファン購入時にはなかった規約が後付けで盛り込まれ、それは令和納豆側の裁量でパス剥奪できまっせ、ということ。
とはいえ、こんな文言自体はよくある話。
実際に利用してみないことには始まらないし、トラブル時のために書いてあるだけで普通に利用するぶんには問題ないっしょって考えるのが普通かな‥と。
で、何がアレかというと。
無料パス利用者が初回利用時に実際に店舗で渡されたこの利用規約。
なんと3500文字以上の超メンドクサイ文章がずらずらと書かれたやつです。
言うまでもないですが利用者にとっては都合が悪く、店側にとって都合の良い内容。
だいぶ後付けが増えたなーって感じですが、この頃はまだ特に炎上はしなかったんです。
クラファンや企業理念に注目が集まる中での開店となったのでかなり忙しかったんじゃないでしょうか。
お客さんが相当数来店されている時は特段問題なかったんでしょう。
問題は開店バブルも落ち着いた頃。。
いくよ炎上②「無料パスの一方的な没収」
2019年7月の開店から1年が経とうかという2020年5月、またここで炎上します。
無料パスを一方的に没収された、との話がSNSで話題となり炎上。
しかもパス利用者は普通にパスを利用していただけ、とのこと。
10数回利用したところで令和納豆からの通告。
「無料以外の他のメニューを頼まないのなら無料パスは今後使えません」
パス没収は1人じゃありません。
全てが把握できるわけじゃないけど複数人いたようですよ。
他の方はこれまた10数回利用したところで「アンケートに応えてください。これに応えるまでは無料パスは使えません」と。
そしてアンケートに応えても「アンケートの回答が不誠実、店との信頼関係が損なわれたのでパス没収です」と。
‥。
なんこれ、なんでもアリやん。
っていうかコレって新手の詐欺じゃね?って話で炎上しました。
1万円で購入した無料パスを、利用額が1万円いかないところでイチャモンつけて没収するスタイル。
そら炎上しない方がおかしいでしょ。
ついでの炎上③「アンケートの内容もおかしい」
しかもそのアンケートの内容もまた驚愕。
- 地方創生、地域活性化に必要だと思うこと
- インターネット上で令和納豆の事実無根の誹謗中傷をする人たちへの対策
- どうすれば無料以外のメニューを頼むのか
- 梅コース以外のご飲食はお楽しみいただけておりますでしょうか?
などなどなど。
自分たちの商売なんだから自分で考えろやって内容がほとんどだし、最後の”梅コース以外の‥”という問いかけはどうにも答えようがない質問。
「自己中超えて皮肉で草」って感じです。
こんなアンケートをお客さんにするって信じられんというのが僕の本音。
このアンケートもらった人、絶対にイヤでしょ。
まだまだ炎上④「令和納豆の言い分」
このパス剥奪の件、2020年5月29日に”J-CASTニュース”というものにも取り上げれます。
これまではTwitterや5chで騒がれてただけでしたがとうとうメディアが参戦してきてさあ大変!
令和納豆サイドもここにきて自身のホームページ上でパス没収についての声明を発表します。
この声明がまた炎上。
「当店は悪くない、悪いのは客の方。違法性もない。当店に対し誹謗中傷や事実誤認を行ったひとは法的手段をとる」
全文はもーーーーっと長い文章で、内容としてはこんな感じ。
でも内容は変な言い訳&”ボクを悪く言うのは許さないぞ!!!”ってことに終始してて、謝罪なんてものは一切なし。
しかもこの声明、2020年8月2日にはキレイさっぱり消えてたんすよ。
言い訳の中に事実と異なることがあったんすかね?
更なる炎上を起こしてビビったんすかね??
この令和納豆さん、この後も度々炎上してるとこにガソリン撒き散らすので、最早ただの炎上商法なのかもしれません。
とりあえず今回はここまで‥
長くなってきたので今回の記事はここらへんにします。
安心?してください、まだまだ炎上しますよ。
裁判沙汰から警察沙汰からネット販売沙汰から保健所沙汰からYouTube沙汰から。
最終的なことを先に伝えておくと2021年6月にて営業停止という形で、記事を書いてる7月の時点では音沙汰なし。
完全に機能停止した様子です。
まだ”廃業”ではないので今後になにか展開があるかもしれませんが、、
”令和納豆劇場”まだまだ続きます。
どうぞ次回もお読みください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。