みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログ。
肉旦那が新たに開設したこの『ゴリコラム』!
ゴリラ的な肉旦那が自分の体験や思いをもとに、あるテーマについて語るシリーズです。
思うがままに書いていく”ゴリコラム”。
本日のお題は『オリジナルについて』です。
オリジナルという言葉をwiki先生に聞いてみると、「独創的・独自のもの」という意味らしいです。
また、既製品に個人や販売店が加工や機能を追加したもの、とあります。
‥さて。
別記事にも記載しましたが、ひょんなことからYouTuberさんに僕のお店を利用していただいたんですが‥
なんとこの度リピートしていただきました!
そこで自分のお店のオリジナルについて考えたんです。
やはりなにかがあるからこのようなきっかけが生まれたわけであり、またリピートしていただけたわけで。
ここには「オリジナル」なるものが存在するぞ!‥と。
そこで今回は僕の店のオリジナル、独自のものについて書いていきたいと思います。
ヨメ作”メッセージカード”
まずは”お店のオリジナル”がもたらしたお話でも。
今回リピートしていただいた理由の1つとして、ヨメが手掛ける「メーセージカード」が好評いただいたようで、是非これを書いてとの依頼を受けました。
このメッセージカード、もとは僕のゲーム仲間からお肉の注文をもらったことがきっかけ。
ってところから始まりました。
口に入れるものを提供するわけだし、安心感や機械的でない手作り感やホッコリ感を少しでも感じてもらいたくて、ホッコリ絵の画力高めのヨメにお願いしたのが最初です。
これをゲーム仲間がすごく気に入ってくれて、お肉とカードが楽しみ!なんて言ってもらえる程の存在感となり、今回のYouTuberさんにも刺さったんだと思います。
オリジナルって自分でやってるとよくわかわないモノだけど、よくよく考えてみると人には真似しにくいモノなんですよね。
まず最初に画力がないと話にならないし、画力があってもたった1枚のカードに込めるメッセージ性やイラストの構成なんかは相当なセンスを要するものです。
それを踏まえて、お届けする店オリジナルのメッセージカードは、僕が
- 超大雑把な構想みたいな?
- テーマみたいな??
- イメージみたいな???
を伝えて、あとはヨメの画力とイマジネーションに頼る形で完成します。
例えば‥
この子とオフ会で将棋をしたんだけど、「僕強いですよ」って言うもんだから”飛車角落ち”(=手駒で最強の2つが無い状態で戦うこと。一方のみが飛車角落ちである場合、その両者に相当な実力差なければ飛車角落ちの方は完敗するといわれている)でさせてもらったわけよ。
してみたら、まぁ完敗もええとこで!!
そんな思い出と、Twitterアイコンを使ってそれっぽいものをヨロシク!
‥という注文でできあがったカードがこちら↓
そして出来上がる1枚の超オリジナルカード。
かっこいい5人も歌っていた特別なオンリーワンです。
僕もヨメもプロじゃない。
プロじゃないけど『喜んでほしいな☆』って思いが伝わったことが何よりも嬉しいし、その思いを絵に込める才能を持ったヨメにただただ感謝するところです。
こんなことは面と向かって言うのは恥ずかしいから、この文章にて伝えたいと思います。
「お肉」でオリジナルが出せる??
と、ここでふと疑問が。
僕のオリジナルはなんなのか。
お肉って独創性を出すのが難しいです。
というか普通に無理。
そりゃ僕だって「これは俺にしかできない」とか「世界に1つ」とか言ってみたいですが、そんなこと言っても空しいだけで。
厳密に、超厳密に言うと、そりゃ僕が捌いた牛がそもそも世界に1頭なわけだし、その1つの部位、その1つの肉片がオンリーワンには違いないんですが、それが人に伝わるか?っていうとそうじゃなくて。
そんなこと言い出すとただの偏屈オヤジなわけで。。
世界は広いですから、お肉を捌ける人はゴマンといて、僕より上手い人もまたゴマンといるでしょう?
へこむけど、自分なりに『どうやったら美味しく食べていただけるか』は引き続き追求していきます。
仕入れの目利き等は個人の差が出るところですから‥
余分な脂やスジをどこまで除去するかだったり、ですかね。
それでいて満足と納得のいただける価格での提供を‥っ!!
‥。
とはいえ、これはある程度のモチベーションのある人であればみんな意識していることです。
みんながやってることだし、「お肉」という一般消費である食べ物を扱いながらのオリジナル、、、、僕のオリジナル、、、
僕の”オリジナル”
結局の結論はこう!
僕が僕であること!
‥尾崎豊じゃないですよ。
僕が選び、僕が捌いたお肉であることが僕が持つオリジナル。
これをお客さんが選んでくれている!
自意識過剰とかじゃなく、たぶんみんなも同じ感覚があるんじゃないかな、と思うんです。
個人的な信用みたいなものかな?
この人に頼めば大丈夫!みたいな。
ネットの普及もあり、なにをするにしても選択肢が多い世の中になりました。
「お肉を食べる」にしても近所のスーパーやディスカウントストア・コンビニ・宅配・飲食店‥今ではドラッグストアにまで並んでいます。
生活圏の中でもこれだけの選択肢があるし、ネット通販を利用すればその選択肢はほぼ無限といっていいくらいあります。
こんな中で僕のような個人精肉店を利用してもらうにはなにかないと、です。
差別化や優位性、付加価値がつけにくいお肉という食材を使うのであれば尚更、個人としてのオリジナルが求められるんじゃないかな、って思うわけです。
まとめ
僕が思う「オリジナルについて」の話でした。
後出しですけど、僕は金髪で着物を着てお肉を捌いています。
ヨメまで金髪に着物してたらそれはもうただの変な人になるので‥そこはバランスが大事。
オリジナルは勘違いなきよう。
個性や独創性は基盤があってこそです。
僕の基盤は良い肉を提供できる能力とヨメの助力!
それがあって、次に僕のオリジナル。
‥と自分への戒めの言葉で締めて、今回のコラムとさせていただきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。