みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
「おふくろの味」といえば、肉じゃが・味噌汁・玉子焼き‥などなど、その家庭によっていろいろな料理があります。
そんな「おふくろの味」の代表的な料理として、カレーは定番中の定番だと思います。
とはいえこのカレー‥
「ついつい作り過ぎてしまった★」と余らせてしまうこと多々。
しょうがない余ったカレーは冷蔵保存し、次の日に食べるご家庭は多いと思います。
この「一晩寝かせたカレー」は美味しい!とはよく耳にしますが、実は食中毒を引き起こす”ウェルシュ菌”が発生しやすいため注意が必要なことをご存じでしょうか。
カレーの場合、単に作ったカレーを鍋ごと冷蔵庫に入れればOKというわけではありません。
正しい方法で冷蔵保存しなければ、知らぬ間に菌が増えたり、冷蔵庫内のほかの食材に匂いが移ってしまったりする可能性があります。
そこで今回は安心安全にカレーを食すために、冷蔵保存をするときの注意点をご紹介していこうと思います。
カレーを冷蔵庫で保存する時のNG行為5選
カレーを翌日に持ち越す場合、必ず常温ではなく冷蔵保存する必要があります。
カレーを冷蔵庫で保存する際は、正しいポイントを押さえて保存することが大切!
ここではカレーを冷蔵庫で保存する時のNG行為について紹介します。
①温かい状態のままカレーを冷蔵庫に入れる
まず、温かい状態のままカレーを冷蔵庫に入れる行為は絶対にNGです!
これはカレーだけでなくほかの食品にもいえることですが、温かい食品を冷蔵庫に入れてしまうと、ほかの食材が上手く冷えなくなってしまいます。
また、庫内の温度が上がったと冷蔵庫が感知し、より冷気を送り込もうとするため、電気代が高くなる上、負担をかけることで冷蔵庫の寿命を縮めてしまう原因にもなります。。
②カレーが自然に冷めるのを待つ
前述の通り、カレーは冷めてから冷蔵庫に入れる必要があります。
しかし、カレーが自然に冷めるのを待っていると、常温で放置する時間が長くなってしまうため、菌が増える原因となります。
菌による食中毒は下痢や腹痛といった症状を引き起こします。。
小さなお子様やご高齢の方は重症化しやすい傾向にあるため、特にウェルシュ菌が繁殖しないよう気をつける必要があります。
③鍋ごとカレーを冷蔵庫で冷蔵保存する
カレーを作った鍋ごと冷蔵庫に入れて保存してしまおうと考える人もいますが、やはりネックなのは温かいままのカレーを冷蔵庫に入れること。
鍋ごと冷蔵庫に入れて冷やしてしまおうと考える人も多いですが、鍋はサイズが大きいため、なかなか冷えにくいというデメリットがあります。
そもそも鍋が冷蔵庫に入らない、なんてこともありますよね。。
そのため、カレーは鍋ごと冷蔵保存するのではなく、耐熱性のガラス容器などに入れて保存するようにしましょう。
④プラスチックやゴム素材の容器で保存する
先にも少し触れましたが、カレーを冷蔵保存する際は耐熱性のガラス容器がオススメです。
プラスチック製の保存容器やゴムでできた保存容器も多く販売されていますが、カレーの場合は匂い移り問題が発生するからです。
プラスチック容器やゴム素材の容器では、ガラス容器よりも匂い漏れしやすいため、「冷蔵庫内がカレーの匂いで充満している」というトラブルを引き起こしやすいので注意しましょう。
⑤3日以上冷蔵庫で保存する
「冷蔵保存したカレーはどのくらい日持ちするの?」という疑問を持つ方も多いでしょうが、カレーは基本的に冷蔵保存していても翌日に食べ切るのが安全です。
2日目はカレーに異変が生じていないか確認してから食べてくださいね。
そして3日以上経過してしまうと、冷蔵保存していてもウェルシュ菌が活性化してしまうため、食中毒症状を引き起こすリスクが高まります。
冷蔵保存の場合は2日以内に必ず食べ切るようにし、あらかじめ3日以上日持ちさせたいと考えている場合は冷凍保存すると良いでしょう。
冷蔵保存のコツ&早く冷ます方法
カレーは正しい方法で冷まし、保存する必要があります。
ここではカレーを冷蔵保存するときのコツや早く冷ます方法について紹介します。
カレーを冷蔵保存するときのコツ
まずはカレーを冷蔵保存するときのコツを確認しましょう。
先ほど紹介したNG行為を踏まえて、以下のポイントを押さえて冷蔵保存するようにしてください。
- カレーは素早く冷ます
- 冷めたカレーはすぐに冷蔵保存する
- その場合は食べる分を小分けにして保存
- 翌日、あるいは状態を見て2日以内には食べ切る
菌が活性化しないよう、カレーは素早く冷まし、2日以内に食べ切ることを厳守してください。
また、冷めたカレーはすぐに冷蔵保存しましょう。
冷蔵保存する前に‥カレーを早く冷ます方法は???
冷蔵保存する前にカレーを冷ます必要がありますが、なかなかカレーを素早く冷ますことができないとお悩みの方も多いでしょう。
その場合は、以下の方法でカレーを早く冷ますことが可能です。
- 鍋よりも大きいフライパンに保冷剤を置く
- 保冷剤の上に鍋を置きフライパンに冷水を注ぐ
- ときどき温度を確認しながらかき混ぜる
保冷剤はなるべく多く使用することで、より早く冷ますことができますよ。
まとめ
今回はカレーの保存方法についてご紹介させていただきました。
カレーは常温で放置してしまうと食中毒を引き起こす危険性が高まります。
今回紹介したNG行為を踏まえた上で正しくカレーを冷蔵保存し、安全に翌日もカレーを楽しんでくださいね!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。