みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
「さかさかばんばん ばんばんばすぴす~♪」
肉とよ家のリビングにて、ほぼ毎日のように聞こえる次男の歌声です。
‥さて。
みなさんは『サカバンバスピス』という古代魚をご存じでしょうか。
1対のヒレがないずんぐりした体形、正面に並ぶつぶらな瞳、ぽかんと開いている口‥
『さながら虚無顔』その言葉が自然と浮かんでくるコチラのお魚は、古生代前期のオルドビス紀に生息していた古代魚です。
化石が発見された付近には”サカバンバ”という村があり、またその形状からギリシャ語で「盾」を意味する”アビス”がプラス‥『サカバンバスピス(Sacabambaspis)』と命名されました。
フィンランドのヘルシンキ自然史博物館に展示されている復元模型の画像がSNSに投稿されるや、その独特の愛らしい姿が注目の的に。
昨年YouTubeでその存在を知ってからドハマり中の次男は、自身で描いた絵を片手に「こんな魚がいるんだよ」と肉旦那に熱弁。
その絵を褒められて調子にのった彼は、毎日のように見せてきては「バスピス!!!」と幸せそうでした。
そんなほのぼのとした年末を過ごしていたときです。
次女との外出中ふと寄ったゲームセンターにて、UFOキャッチャーの景品になっているサカバンバスピスを発見してしまいました。
クリスマスプレゼントがメルカリサンタからで、少し褪せたレゴの外箱を見て「これwさてはたぶんダレか使ってたなwww」と目ざとい次男を前に、なんとなーーーーくリサイクル品でゴメンよ‥と、思っていた矢先のバスピスとの出会い。
「ハッ!そんなん取れるわけなかろうが‥(-.-)」冷めた表情の次女を横目にトライしてみると、、
え、うそうそまさかのゲット???!!!
次男の喜ぶ顔を思い浮かべ大興奮のヨメと、「そんなんにお金使うんなら私にはプリクラ代ちょうだい」とやはり冷めた目で見てくる次女、というカオスがそこにありました。
家に帰ってさっそく渡したところ‥
「わわわわーーーー!!バ、バスピス!バスピーーーーーース!!!」
想像以上に喜び狂う次男。
それもそのはず。
たかがUFOキャッチャーの景品、と侮ることなかれ。
なんとなんと‥
実はバスピス、次男と同じくらいの大きさなのですw
「このでかさ、ヤバくない?!」と兄姉に一通り自慢したあとは、「今日からいっしょにねようね♡」「ん?バスピスも同じきもちだった??うれしい~~~!!」と毎夜2階の寝室に連れて行き、毎朝一緒に降りてくる愛でっぷり。
週末ともなれば、家にいる間中抱っこしています。
先日はとうとう、、
「バスピスは‥5!すごいね~3000ゲットだよぉ~~ムムムまけないゾ~~~~✰」
1人と1匹?で楽しそうに人生ゲームをしていました。
その光景、もはやシュール。
その重すぎる愛は未だ冷めやらず。
今日も彼はバスピスとともに日々を楽しく過ごしています。
肉とよ家はいつも平和、というお話でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。