みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログ。
今回は、肉旦那が「自営業あるある」についてをつらつらと書いてくれました!
経費=タダ?
自営業だとしっかり把握してないといけない経費ですが。
会社員だとほぼ関係ない、出張や接待をする人なら領収取って経理部にポイッて感じでしょうか‥
僕が30歳の頃の地元零細サラリーマン時代には経費なんて無縁でした。
新卒で入社した上場企業のサラリーマン時代には出張の移動費や宿泊費、接待で取った領収を経理にポイ。
社会人時代に僕が思っていた”経費”といえば「会社が全部払ってくれるから領収取れば満額かえってくる」みたいに漠然とした考え。
当時の僕は新入社員だし、変なことは出来なかったですが‥
帰省したい時に出張を当てて交通費を浮かしたり、接待等の飲み会の時には自分が払った以上の金額のある領収を取ったり。
なかなか精査なんて出来ないからある程度の理由があって領収さえ取れていれば会社から多くもらえた分は自分のポッケにスッと入ります。
今でこそ企業も厳しくなってきていると思いますが、当時はだいぶ緩かったです。
今だと位置情報の共有や追跡が可能になったというハード面の技術の向上も理由にあると思いますが、そもそもそんなことが横行するような会社って経営や信頼大丈夫なの?って話ですよね。
‥とまあ少し話が逸れましたが。
会社員時代の僕が経費に関して思っていたことはこんな感じです。
僕‥というか多くの人が、”経費”っていう言葉の響きが『会社の負担』に直結しているモノと思ってるんじゃないかな?
自分の金じゃない、自分の腹は痛まない、って。
『3割引き7割負担』
では、僕のように個人事業主の場合はどうか?
まず会社がありませんので、個人が経営する事業に関するモノは全て経費です。
水道料金、電気代、仕入れ代金から備品から何もかもが経費。
だって自分が代表なんだし他に払ってくれる人なんていませんよね。
実際に事業の経営にあたり本当に必要なモノは別にいいんです。
必要なんだからもちろん経費。
例えば事業に関係のあるセミナーに参加しようかなって思ったとき。
事業に関係するセミナーだったら、セミナー代から交通費から宿泊費から全部経費になるんですが、その経費を払ってるのって全部自分なわけです。
自営業で経費を使うことが全額負担っていうわけでもないんですが、かなりの額を負担することになります。
1万円の経費をつかうとしたら、ざっとの計算で自腹7000円くらい‥かな?
3割引きで7割負担ってところです。
事業の利益の中から取られる税金です。
となると、先ほどのセミナー参加の件にすると、
会社勤めの社員なら‥
ってな感じです。
キャバクラはさすがにまずいだろうな笑‥くらいなもん。
セミナー代2万、交通費3万、飲食代3万、宿泊代1万、手土産代5千、タクシー代5千合わせて10万円なり。
これを全て経費に回すことができても3割引の7万円自腹です。
大事なことなのでもう一度いいます‥経費=タダは会社員に限った法則です。
しかもですよ‥このケースだと飲食代、宿泊代、手土産代、タクシー代は自営業の場合、経費に出来ない可能性が出てきます。
「事業に関係があるか」が経費に計上出来る判断基準になるので、これを経費にあげていると税務署が来たときに「あなた脱税してますね」ってなっちゃいます。
実際はこんな小さなことでは個人のところに税務署さんは来ないと思いますが、なんでもかんでも経費ダー経費ダーってやっているといつか来ると思います。
自営業だと税務署さんが来て脱税野郎のレッテル貼られて、ばっちり追徴金取られるリスクがあり、一方会社員だとせいぜい経理マンに怒られる程度です。
まとめ
自営業者の「経費」ってそんなに甘くないです。
「3割引きで7割が自腹」と覚えておきましょう。
経費として1万円使うと、3000円分の納める税金が安くなり7000円自腹。
その1万円を使わなければ3000円税金を納めて手残りが7000円。
どちらが良いでしょう?
僕も会社員時代は「経費」についてそんなに考えずに、経費=タダ!と思っていました。
自営した今、知り合いからは
なんて言われます。
今回の記事で経費はそんなにいいモノではない、ってことが伝われば幸いです。
あと”友達が自営してる”って人にも。
その自営業してる友達と飲食して「経費で落とすから俺払うよ」って言って奢ってくれたとき、その人はその飲食代の7割を自腹切ってるんだということを考えてあげてください。
今現在会社員をしながら起業を考えている人、副業をしてて確定申告をする人なんかに参考にしてもらえれば、と思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!