みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログ。
今回も、肉旦那が「自営に至るまで」をつらつら書いてくれました!
お時間があれば、ぜひこちらの「自己紹介」もカテゴリー検索でどうぞ☆
【中学生時代】
- 第1弾『中学生時代、こんなことしてました考えてました。』
【高専時代】
- 第2弾『高専時代、僕は出会ってしまった。』
- 第3弾『経験から学ぶ大事のモノ=「時間」。』
- 第4弾『僕が思う「働く」とは。』
- 第5弾『進路の決定。』
【社会人編】
- 第6弾『「企業戦士」参る!』
- 第7弾『「働かないおじさん問題」の末に。』
- 第8弾『「ターニングポイント」‥僕の選択。』
【退職から「肉とよ」開業まで】
- 第9弾『待望の長男誕生!‥からの単身赴任!?』
- 第10弾『横浜単身赴任、システム化の極み』
https://www.nikutoyo.com/nikudannna-self-introduction%e2%91%aa/
↑前回の記事で「起業は今じゃない」を書いてくれました。
自分なりにいろいろな分析をして、起業をするなら「焼肉屋」だな!
‥とはいえ、いい物件がなかなかないうえに景気云々考えると現実問題今じゃない。
つなぎのつもりで働き出した精肉屋で、お肉の知識を高めながら思うことは‥
前回に続き、地元零細企業の”精肉屋”でサラリーマンをしている27歳の頃から書いていきます。
結果的に「何も成っていない」4年間
サラリーマン仕事を淡々とこなしながら、たまに不動産情報に目を通すくらいの日々を過ごしていました。
なにか良い物件があれば起業を考えようと。
子どもの成長もあるし(2人目長女も産まれたりして)、薄給ながら業務もヌルく、サラリーマンというある一定を保証されている中で「起業する!」というモチベーションが下がっていたころです。
ぬるま湯に浸かっていたんです‥ゆったりと。
休みの日や仕事帰りにパチスロして小遣い稼ぎしたりしながらゆったりと。。
そして何事もなく31歳‥
今なら自分の過ごした日々を俯瞰で見ることができます。
特になにか書くことがないことがその証拠。
仕事は新たに修得することがなく、子どもの成長以外に何も書くことがない。
起業につながることで唯一やっていたことと言えば自己啓発本や経済系の本を読むくらいでした。
ただ読んでただけでなにかを始めたりしなかったので全然ダメです。
本を読むことは強く勧めますが、なにかしらの行動が伴わないと、結果的には本を読んでないことと一緒です。
ここしかない!
そんな進歩進展のない日々に突然に大転機が訪れます。
地元のコンビニ移店!!
は?という感じでしょうが、僕の地元の小さなセブンイレブンが店舗拡大のために近所に引っ越しすることになりまして。
すぐにそのセブンのオーナーにアポイントを取り今後の予定の確認にいきましたが、移店後の元店舗は賃貸テナントとして募集をする‥だって???
ダラダラと過ごしていた日々に青天の霹靂‥
くらいの衝撃っ!
そのテナントに僕を入れて欲しい旨をセブンのオーナーにまずは話して、翌日また詳しく話すべく、とりあえずは一度持ち帰って家族と相談をすることに。
家族との相談といっても僕の腹は決まってて、「絶対にここでやる!」「ここならやれる!」という思いを、ただ家族に話すだけでした。
ヨメも何も言わず、親はやっとこの時が来たか、って感じです。
‥随分と待たせした気がします。
親としてはこのまま地元零細のサラリーマンでいいのか?って思いが強かったようで。
親父はそう思ってるけど、自分も親父以上に思っている。
高専専攻科まで進学し学士まで取らせてもらったのに、上場企業のサラリー蹴って、このままでいいわけがない。
今の自分と比べて上場企業時代の同期たちは、年収も倍で休みも多い。
年収はただ単純に、残酷に数字として出てくるモノです。
今は倍違ってて、もう20年したら3~4倍くらい違ってきて。
かといって上場企業のサラリーは苦労も多いし、僕は会社を辞めてここまで好き勝手やっていたわけだし‥
そう、年収だけじゃ人生の優劣なんて決めれないんだ!
同期が今どうだとかは、僕が起業することに関して本来何の関係もないんですが、そこを経験していて知っていることだから「負けねえぞ」ってモチベーションに繋がりました。
そんなモチベーションを糧にどんどんと自分のボルテージが上がっていくことを感じていました。
今までこの数年間腐ってたけど、良い言い方をするなら、これは腐っていたんじゃなくて大きく飛ぶための「ため」の期間だったんです。
『精肉屋』その利点
あ、ここまで何屋で起業するか書いてなかったですね‥
まあこのブログの記事なので周知のことと思いますが、「精肉店」で起業することにしました。
「起業するなら‥」と決めていたのは焼肉屋で、それも考えないことはなかったのですが、
- 地元の飲食店の状況が厳しいこと
- 居抜き物件でない限り設備投資が高額になること
- 自身が外食業界を離れて数年経ってしまったこと
そんなことから除外しました。
実際に精肉店起業に踏み切るに向けて、考えたのは大きいところで以下3点。
①地元での商売
自分が産まれ育った地元なので知り合いも多く、自分も地域のことをよく知っています。
また、住宅としての人気が高い地域なので、今後も住宅数が増える可能性があり、顧客数も見込めることも理由としてありました。
ほかにも、商業地ではないので近隣周辺に大きな競合店がいないことも大きかったです。
②精肉店という専門性
贅沢な外食と生活必需の中間に位置する専門店の優位性って高いですよね。
ちょっと良いお肉が欲しいというシチュエーションは実はそこそこあります。
「お中元やお歳暮、手土産なんかで誰かに渡したいとき」はもちろん、
- 家に人を招待してBBQや鍋をするとき
- 誕生日等の記念日
- 自分へのご褒美
そんな「とにかく上質なお肉が必要なとき」に、外食だと単純にお金が多くかかってしまいますが、精肉店だとモノを実際に見て店主と話して購入出来る、などの利点があります。
また、「肉」というだけで既に専門性が高いところも。
生鮮食品の専門店には「肉」「魚」「野菜・果物」などがあります。
お肉以外の生鮮食品は、魚は釣り人・野菜は農家さんや家庭菜園‥そんな専門店じゃないところで専門店以上の鮮度だったり品質が高かったりするものを、時に無償で頂戴することがあります。
お肉に関しては「そこで取れたからあげるよ~」なんてことは‥まずないですよね!
③コンビニ跡地
今では出店過多感が否めないコンビニ。
マーケティングした結果、出店に辿り着きます。
ここでいうマーケティングとは「商圏の人口推移や見込みの来客数なんかを計算した上で採算が見込めると統計で出た」です。
イコールそこにお客さまがいる、ということ!
さらに僕が出店することになるコンビニ跡地ですが、潰れるわけではなく移店であることが大きいんですよね。
そこで約20年間、コンビニエンスストアとして経営した実績があったのです。
大きく以上3点から、「ここで精肉店ならいける!」と思えました。
‥‥‥
なりを潜めていた持ち前の行動力全開で起業への準備を進めていきます。
サラリーマンをしながら、起業準備を進めていきながら‥会社を辞める手筈も整えていきました。
テナント契約は取れた。
あとはやるだけ。
やるぞー!
『自己紹介』を振り返ってのまとめ
ここまでが起業するまでのお話です。
学生時代の話から社会人時代の話、家族の話、パチスロの話なんてものまで出ながら僕が歩んだ人生を自叙伝的に振り返ってみました。
でも、ここまで書いてきた全てが僕が起業に至ったなにかのエッセンスを持っているものと考えています。
長々と話してきた結論を端的に、すっごく端的に言うとすべては「行動力」です。
ここまで読んでくれた方々と、その「行動力」にも感謝しています。
起業するのはエネルギーが要ります。
会社を辞めるのもエネルギーが要ります。
会社を続けるのもエネルギーが要ります。
会社を続けながら新たになにかするのは更にエネルギーが要ります。
行動力は人生を豊かにする最強のパワーです。
会社を続けながら新たになにか、って書きましたが別に起業する必要なんて全くありません。
少しでも興味のある本を読んでみたり、新しい趣味を探してみたり、家事を手伝ってみたり。
「行動力」を持って人生を歩んでいきたいですね!
自己紹介シリーズこれにて完!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!