みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
利便性や栄養価の高さ、何よりもお財布にも優しい低価格の豚肉は、食卓には欠かせない食材です。
で
今回はそんな『美味しい豚肉の見分け方とその料理法』について肉とよ的に解説していこうと思います!
良い豚肉の見分け方
バラやロースなどの場合、味を決めるのは脂肪といわれています。
この脂肪にはオレイン酸という不飽和脂肪酸が含まれていまおり、血中コレステロールの「悪玉」を減らし、「善玉」はそのままにしておくという素晴らしい働きをしてくれる性質をもちます。
また、脂肪は甘い香りも発しており、鮮度を見極めるときの判断基準にもなります。
バラやロースなどは、赤身と脂肪の層がはっきりとわかれているものが良いとされています。
牛肉同様にサシが細かく入っているものはうま味も多いので、ブロックで購入するときは、そこもチェックすると良いでしょう。
トンカツなどにも利用されるヒレは、脂肪が少ない部位です。
運動量が最も少ない部位のため、肉質はやわらかくキメも細やか。
赤身の色がきれいなピンク色をしているものが新鮮とされています。
部位別料理法
肉質が比較的均一な豚肉は、どの部位でもさまざまな料理に使えます。
スーパーなどでもすぐに手に入る代表的な3部位『ロース・バラ・モモ』。
ロース
適度に脂肪がついており、かたくなりにくい部位。
厚切りではトンカツやステーキ、薄切りではすき焼きやしょうが焼きなどに適しています。
厚めのロースや肩ロースを焼くときは、温度管理が難しいフライパンではなく、100℃ぐらいの低温オーブンで焼き上げることで、よりふっくらとジューシーに仕上げることができます。
ブロック肉を使用したローストポークの場合は、焼いたあとにすぐに切らず、少し保温して休ませることで中の肉汁が保持され、切っても肉汁が出にくくなりますよ。
バラ
赤身と脂肪が3層くらいに重なっているため、豚肉の中でもカロリーが1番高い部位。
ヘルシーに食べたい場合は煮る・蒸すといった調理法で脂肪分をしっかりと落とすといいです。
ブロック肉は、塩をまぶして1日置いておくことで余分な脂肪が溶け出してきますよ!
また、熱をとおすと脂肪が白く浮いてくるため、これらを取り除くことで大幅にカロリーカットもできます。
薄くスライスした肉はしゃぶしゃぶがオススメ☆
モモ
脂肪分は少ないけど、加熱すると硬くなってしまいがちな部位。
繊維を切るようにスライスや小間切れにして炒めることで、噛みやすくなり多少の硬さは気にならなくなります。
そのほか、脂肪分のあるものやコクのあるものをプラスして調理することで、食べやすくなりますよ!
薄切りのモモ肉とチーズを重ね合わせて衣を付けて揚げるミルフィーユカツはジューシー、かつふっくらと仕上がります。
まとめ
豚肉は、その汎用性の高さからさまざまな料理に使用されます。
赤身と脂肪の絶妙なバランスによる甘味とうま味がたまりません。
加熱しすぎると硬くなる特徴があるので、小間切れ・薄切りはさっと炒める、ブロック肉のはしっかりと煮込むことが大事!
熱をゆっくりと通す「余熱」も利用して、やわらかく美味しい豚肉料理に挑戦してください☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。