肉処とよたアレコレブログ
~喜ばれる歓び~
食"べる"事

和食の「五」の知恵を学ぼう!

みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖

主食のご飯に味噌汁などの汁物、そして旬の食べ物を組み合わせたおかず。

日本食は、さまざまな食べ物を上手に献立に取り入れることができ、また”栄養バランスに優れたヘルシーな食事”として世界中から注目を集めています。

肉旦那
肉旦那
そんなわけで!今回は和食を勉強していきましょう◎

日本伝統の和食には、季節の移り変わりを楽しみに、健康に過ごすための知識がたくさんあります。

その1つが『五』にちなんだ献立の考え方!

今回はいろいろな『五』について解説していきます。

和食にまつわるいろいろな「五」

『五色』

五色とは、白・黒(暗く濃い色)・黄・赤・青(緑)の五色を指します。

器も含めた全体のコーディネートや、例えば‥

  • 白→ご飯・おいも
  • 黒→なす・ごぼう・こんぶ
  • 黄→たまご・かぼちゃ
  • 赤→にんじん・トマト
  • 青→ほうれんそう・ブロッコリー

などと当てはめて食べ物の色をそろえていくと、栄養のバランスも自然に整っていきます。

『五味』

五味とは「甘い」・「塩辛い」・「すっぱい」・「苦い」・「辛い」の五つの味のこと。

肉旦那
肉旦那
そろえると最後まで飽きずに食事を楽しめますね♪

また、和食の基本調味料でもあるさ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌)の「さしすせそ」の五つも指します。

『五法』

五法とは、生(切る)・煮る・焼く・蒸す・揚げるという五つの調理法です。

  • 生→刺し身
  • 煮る→煮物
  • 焼く→焼き物
  • 蒸す→蒸し物
  • 揚げる→揚げ物

おもてなしや少し格式張った席で準備される会席料理では、これら五つの料理が並べられます。

『五滴』

  • 「適温」→温かいものは温かく、冷たいものは冷たく
  • 「適材」→食べる人の年齢や性別に合わせて
  • 「適量」→ちょうど良い量
  • 「適技」→技巧に凝りすぎない
  • 「摘心」→場の雰囲気やおもてなしの心

五滴とは、味だけに限らないトータルな心遣いのことを指します。

肉旦那
肉旦那
料理人の気遣いを感じますね

まとめ

和食にまつわる「五」をお届けしました。

今回は食を預かる料理人の立場からの「五」にちなんだお話となりましたが‥

いただくときには視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚‥食べる側も五覚(五感)で楽しみたいところ。

季節の移り変わりを感じながら かつ 家族に健康に過ごしてもらうためにも、そのひとつひとつを大事に心がけていきましょう。

ヨメ
ヨメ
茶色一色になりがちなお弁当‥気を付けよ

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
肉とよ
山口県宇部市で精肉店を営んでいます。 お肉のことはもちろん、食に関するアレコレをはじめ、地元アレコレ、親子アレコレ‥いろんなアレコレについてつづっていけたら、と思っております。 みなさんに『喜ばれる歓び』をご提供!