みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
物価がどんどん上昇している昨今、特売や見切り品はなんとも魅力的な言葉ですよね。
しかし、食材をできるだけ新鮮なうちに食べきりたいと思いつつも‥
すぐに食べられなかった‥なんてことありませんか。
しかも消費期限を切らせてしまったり、腐らせてしまったり、、
なかなか理想どおりにはいかないという現実にみなさんも頭を悩ませているのではないでしょうか?
そんなときの対処法としまして、基本の冷蔵・冷凍保存に加えまして
- 密封して酸素をシャットアウト
- 調味料を使用して酸性にしたり塩分・糖分濃度を高くしたり
- 乾燥させて水分を抜く
などがあります。
上記をする理由はズバリ『菌やカビの繁殖を防ぐこと』!!
以前の記事で密封ないし調味料をしようした食材保存方法をご紹介いたしました。
今回は『乾燥させて Let’s 食材保存!』を肉とよ的にご紹介していこうと思います☆
お肉を乾燥させる‥から『乾燥肉』🍖
乾燥肉といえば、そのものズバリお肉を干して長期保存が可能になったもの!
適したお肉や時期・干す場所などのポイントを押さえていきましょう!
お肉はコレ
ハワイのピピカウラは、牛肉がメイン。
アメリカの天狗のマークでおなじみのジャーキーにもありますとおり、基本的には牛肉が使われることが多いです。
モンゴルでは牛肉だけでなく、鶏肉や羊肉も使われているんだそう。
ほかにも馬肉や鹿肉といったジビエから、ワニ肉やダチョウのお肉なんかもあります。
ササミジャーキーは、私たちだけでなくペットの犬ちゃん猫ちゃんにも大人気ですよね!
ただしお肉の脂身は干してもあまり美味しくない、、とのこと。
さらには2,3日かけて干す乾燥肉においても、脂身が腐敗して失敗しちゃった‥なんてこともあります。。
はじめて作るときは、脂身の少ない赤身の牛肉や豚のモモ肉をチョイスしてみましょう☆
時期・場所には注意が必要
乾燥肉の作り方は”塩漬けして干す”といった簡単なものではありますが、1番大事なポイントは、肉の水分をしっかりと抜いて乾燥させることです。
乾燥がしっかりとできていると、日持ちする美味しい乾燥肉を作ることができます☆
ジメジメとした湿度の高い梅雨時期は、つくるのを止めておいたほうがいいでしょう!
なるべく寒い時期、日本でつくるなら秋頃から冬にかけてつくるのがオススメです。
また、直射日光には当てないようにしましょう!
家の軒下や納屋など、風通しがいい場所を選んで干し場をつくることが、おいしくて安全な乾燥肉をつくるポイントです。
お肉を重ならないように丁寧に並べていくことも大事。
そのためにも干し網や洗濯ネットなどは必須アイテムです!
さて。
適したお肉や時期・道具を確認したら、あとは調味料に漬け込むだけ、といったシンプルなものですが。。
野菜ももちろん乾燥できます♪
乾燥して水分を取ると保存期間がアップ!‥するだけではなくうまみが凝縮されたり、水分が抜けて調理しやすくなるといったメリットもございます。
食べきれなかった野菜だって、乾燥させて干し野菜にしちゃえば良いんです◎
干し野菜を作ってみよう
‥の前に、まずは向いている野菜と難しい野菜を確認していきましょう。
スーパーなどでもよく見かける”切り干し大根・干し椎茸”は、作りやすい干し野菜の代表選手。
ほかには葉物も乾燥させやすいです。
反対に難しいのは水分の抜けにくいトマトや色が悪くなってしまうナスなどなど。
そのため、トマトは日差しが強く風のある日に、ナスは塩水に漬けてアクを取り除いてから干すのがベストです。
野菜は細くまたは薄く切って、平らなザルや干し網に並べます。
ベランダなど風通しのいいところで数時間~数日置きましょう。
下からも風が通るように、台の上に置くと効果的!
また、夏場は、虫予防のために網をかぶせることがおすすめです。
虫がつくと細菌が付いて、その結果腐ったりカビが生えたりしてしまうので注意が必要です。
準備ができたらベランダや軒先、庭など日当りと風通しの良い場所へ持って行き乾燥させましょう。
よく晴れたの日、朝10時からの15時頃が最適です。
夕方、日が陰ってきたら室内に取り込み、翌朝また出す‥を繰り返します。
野菜の種類にもよりますが、半干しなら半日から1~2日くらい、完全に乾燥させる場合は2,3日~1週間ほど時間を要します。
さぁできた!‥しかし保存方法にも注意が必要です!!
密閉する容器や空気を抜いた保存パックにいれるのはもちろんですが。
家庭で干し野菜を作ると、どうしても市販品のようにしっかりと乾かすのは難しいです。。
そういうときは乾燥剤を入れるとより良くなりますよ。
直射日光や湿気を避けて保存したいので‥冷蔵庫インが無難でしょうか。
- 半干し‥数日〜1週間ほど(水分が残っているので、長期間おくとカビが生える)
- 完全乾燥‥3か月〜半年
まとめ
食材保存、今回は『乾燥』について肉とよ的に解説させていただきました。
食材はいずれも干すことによって水分が抜け、栄養・旨味・甘味が増します。
また野菜は干すとかさも減るので、たくさんの量の野菜が食べられるのも良いポイントですね♪
しっかりと乾燥させることで冷蔵庫で長期保存(最長で半年!)が可能になるだけでなく、すなわち節約にもつながります。
まさにいいことずくめ!
カビの生えやすい時期にだけは気を付けて、みなさんもぜひ”乾燥○○”に挑戦してみてくださいね◎
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。