みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
モチモチとした食感が好きな日本人は、なんとなく白米を選びがち。。
確かに白米よりもなじみが薄い玄米ではありますが。
そんななかでも肉とよ家‥
パラパラぷちぷちとした食感が逆に面白い!と、子どもたちも美味しそうに食べてくれます。
せっかくの機会、玄米の良さをお知らせすべく。
ただ今「玄米を食す」としてシリーズでお届けしております。
さて、みなさんは『酵素玄米』というものをご存じでしょうか?
酵素玄米とは、玄米を小豆と塩と一緒に炊き、3日程度保温させながら寝かせて熟成させた玄米のことをいいます。
ビタミンやミネラル・アミノ酸、食物繊維、GABA(ギャバ)などが増し、非常に栄養価の高い玄米になります。
玄米そのままよりも優しい甘みで食べやすく、もっちりした食感は少量でも満足感を得られるんだとか。
その酵素玄米について、今回は『栄養・効果効能』を解説いたします☆
酵素玄米の材料【玄米】の栄養
そもそも玄米とは白米を精米する前の状態のことをいい、素材は白米と変わりません。
しかし、精米するときに取り除かれる糠(ぬか)や胚芽に「栄養価が高い」「健康によい」といわれており、白米に比べて豊富な栄誉素を含んでいます。
そのため玄米は”完全食”とも呼ばれています。
日本人に最も不足していると言われる栄養素の1つで、玄米には、白米の約5倍の食物繊維が含まれています。
腸を刺激する働きをもち、また便のかさを増やすなど便通促進に役立ちます。
②ビタミンB群
代謝をアップし、肌の調子を整えます。
玄米は白米と比べビタミンB1が5倍、ビタミンB6が3倍、ナイアシンが5倍含まれます。
③ミネラル
玄米は白米に比べ、ミネラルの総量が約6倍!
とくに日本人には不足しがちな鉄分やマグネシウムなどのミネラルは、歯や骨を形成する栄養素の1つ。
酵素玄米の材料【小豆】の栄養
では、玄米とともに熟成させる小豆にはどのような栄養があるのでしょうか。
小豆のもつ栄養価の高さは古くから知られており、日本では紀元前4000年頃の遺跡や弥生時代の遺跡からも、小豆の祖先が出土しているほど。
古代中国でも小豆の煮汁を解毒剤として使用していたりと、現在でも薬膳には欠かせない食材なんだとか。
また、小豆の用途は薬用としてだけではなく、神秘的な意味合いをもつものと認識されています。
赤を特別な色としていた古代中国では、小豆を魔除け・厄除けとしても使用していました。
日本でも昔から祝の席で用いられており、現在でも小豆を使った赤飯や小豆粥などが残っています。
さて、この古来より薬用としても使われてきた小豆。
美味しいだけでなく、健康を保つためのさまざまな効果ももっています。
- ・食物繊維(ごぼうの3倍)
- ・ビタミンB1
- ・ビタミンB2
- ・ポリフェノール(赤ワインの1.5倍、豆類の中でも特に含有量が多い)
- ・サポニン
- ・亜鉛
- ・カリウム(アボカドの2倍)
- ・鉄分
- ・カルシウム(米やパンよりも多い)
- ・アントシアニン
※ゆでた状態の小豆と各食材の栄養分です
そのほかにも豊富な食物繊維や強力なポリフェノールなど、栄養面での魅力がいっぱいな食材です。
体内外の健康生活に!
効果・効能①『”GABA”による精神安定作用』
脳や神経が興奮している(=交感神経が有意に働いている)状態のときにGABAを摂ると、副交感神経が有意になり、脳や神経の興奮を抑え、血圧の降下作用が期待できるます。
それだけでなく、GABAは仕事や勉強を捗らせてくれるなどの機能でも注目されています。
ちなみに玄米を長時間水に浸すことで、GABAが豊富な「発芽玄米」になります。
さらに「発芽玄米」を熟成させたものは「発芽酵素玄米」と呼ばれ、通常の酵素玄米・発芽玄米よりさらに栄養価が高いんだとか☆
効果・効能②『抗酸化』
小豆に含まれる複数のポリフェノールやサポニン、そして熟成させることで生じるメラノイジンには、強い抗酸化作用があります。
健康だけでなくアンチエイジングの強い味方になります。
効果・効能③『むくみの改善』
小豆にはカリウムも豊富に含まれています。
塩分は摂りすぎると高血圧を引き起こすため、カリウムを摂ることで高血圧の予防も期待できます。
また、小豆の皮に含まれるサポニンにも利尿効果があり、さらに血管についたコレステロールを除去したり血中脂質を低減させたりする働きも。
酵素玄米を食べることによって余分な水分を体外に排出しやすくなり、血流を改善し血圧抑制の効果が期待できるんです!
むくみが気になる女性には嬉しい効果ですね♪
効果・効能④『便秘・腸内環境改善』
玄米と小豆には、豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維には新陳代謝を活発にする働きがあり、体内に沈殿した老廃物を排出してくれます。
便秘は、美容にもダイエットにも大敵★
主食で便秘対策ができる酵素玄米は、健康的な食生活にぴったりなんですね!
まとめ
今回は「酵素玄米その壱」としまして、栄養や効果効能について書かせていただきました。
玄米と小豆を一緒に炊き、寝かせることで酵素の働きを強くさせた酵素玄米は、ビタミンやミネラル・アミノ酸、食物繊維、GABA(ギャバ)などが増し、非常に栄養価の高い玄米になります。
さらに玄米そのままよりも優しい甘みで食べやすく、もっちりした食感は少量でも満足感を得られるのなら‥
日々の食生活を健康的にしたい方は、お試しで食べてみてはいかがでしょうか☆
‥というわけで、次の記事「酵素玄米その弐」では失敗しない炊き方などをご紹介したいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。