みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
モチモチとした食感が好きな日本人は、なんとなく白米を選びがち。。
確かに白米よりもなじみが薄い玄米ではありますが。
そんななかでも肉とよ家‥
せっかくの機会、玄米の良さをお知らせすべく。
ただ今「玄米を食す」としてシリーズでお届けしております。
第1弾では『玄米と白米の違い・その効果』について、第2弾では『玄米を炊飯するときのコツ』について書かせていただきました。
精製されていないからこそ、白米と比べてよりその効果が期待でき、美味しく食べるための”炊飯ポイント”をご紹介しました。
‥さて。
玄米を食べることのメリットについて注目が集まる一方で、一部ではネガティブな意見も聞きます。
大切な家族が口にするものだからこそ、心配なポイントがあれば解消しておきたいものです。
というわけで、玄米を食す第3弾!
多くの人が感じるであろう『玄米を食べるときの疑問・注意点』について解説します☆
玄米を食べるときのよくある疑問
玄米は精製されていないため、表面の「ぬか」が残っている状態。
そのため残留農薬が白米に比べると多いとされています。
どの食材でもいえることですが、その場合は、下準備段階でしっかりと玄米を洗いましょう。
玄米は充分に洗うことで約7%の農薬除去、さらに炊飯すると約4%の農薬除去が期待できます。
できるだけ農薬を避けたい場合は、「有機JASマーク」が付いている玄米の中でも「農薬未使用」と表記されているものを選ぶとより安心です。
玄米には「フィチン」という成分が含まれており、体内に入って分解され「フィチン酸」に変化すると、体内のミネラルを汗や尿とともに排出してしまう働きを持っています。
そのため、玄米の食べすぎがカルシウム・鉄分などの吸収を阻害してミネラル不足を招くのでは?との懸念があります。
しかしながら!
フィチンはもともとミネラルとフィチン酸が結合したものであり、玄米を食べた時点で新たなミネラルが豊富に体内に入ってきています。
健康トラブルが心配されるほど、ミネラル不足になることは考えにくいでしょう。
さらにいえば、ミネラルを排出するフィチンの働きは、玄米を6~8時間浸水することで弱めることができるので、こちらも下準備をしっかりとしていれば問題はないと思われます。
それでも心配な人は、食卓にカルシウムや鉄などミネラルが豊富な乳製品や海藻類などを使ったおかずを出して工夫してみてくださいね☆
玄米を食べる時の注意点
先に申したように、どんなに優れた食材でもデメリットは存在します。
玄米のデメリット??
便秘の種類や大腸の病気によっては、不溶性食物繊維により症状が悪化する可能性があります。
またフィチン酸が鉄の吸収を妨げます。
そのほかリン・カリウムを多く含むため、それらを制限している腎臓病の人は控えたほうが良いでしょう。
玄米食をおすすめできない人の特徴 |
下痢と便秘を繰り返す痙攣性便秘の人・大腸の炎症性疾患がある人 不溶性食物繊維を摂ると腸を刺激して、症状が悪化することがあります。 |
貧血気味の人 玄米に含まれるフィチン酸は鉄の吸収を阻害するため、摂りすぎには注意が必要です。 |
腎臓病の人 リンとカリウムを多く含む玄米は、症状を悪化させる可能性があります。 |
以上を除けば栄養学的には玄米のデメリットはあまりないということ!
あえていうなら‥
- 白米に比べて炊飯時の吸水に時間がかかる
- 食感が硬く、甘みも少ない
など”玄米ならでは”をデメリットと感じる方がいらっしゃるかもしれません。。
まとめ
今回の記事では「玄米食への疑問・注意点」について解説していきました。
精製していないからこそ、また玄米ならでは‥の疑問点は、吸水時間をしっかりと取ることで解消されます。
そして、期待できる効果がそのまま注意点にもなり得ます。
正しい知識を持って、ぜひ玄米生活をお楽しみくださいませ☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。