みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
12月も下旬‥日本列島を寒波が襲い、寒さがいよいよ身に染みてきました。
身体がこわばり動かなくなる(正直にいいますいつでも動きたくない)とき、より思うのが‥「料理でさえ億劫。。」ですよね。
そんな私たちをラク~にしてくれる、強い味方の季節が到来しました‥っ!
準備がラク!なだけでなく、野菜も摂れる・温かいまま食べられる・ワイワイ囲んで楽しい♪とイイコト尽くしですよね。
そんな寒い季節にピッタリのお鍋について、ただ今シリーズで肉とよ的解説をしております。
↑こちらはお鍋の歴史を紹介したときの記事。
今回はその続き第2弾『お鍋の”鍋”と仕切り屋?』をご紹介!
使用される鍋
日本の鍋料理に使用する鍋として、最もポピュラーなのは陶器製の土鍋です。
土鍋は熱伝導性が低いため火がじっくりと通り、長時間の煮込みでも焦げ付いたりする危険性が低いために鍋料理に適しており、寄せ鍋をはじめとして、多くの鍋料理に対して用いられます。
具材を煮込む前に焼く工程があるすき焼きなど、土鍋には向かない調理法がある場合は鉄、ステンレスなどの金属製の鍋が使われます。
もちろん、通常土鍋が使われる料理を金属鍋で代用することも可能。
ガスを使用したコンロ(卓上カセットコンロなど含む)のほかにも、最近では電磁調理器(IH)の普及に伴い、それに対応した土鍋風ホーロー鍋なども販売されています。
また、しゃぶしゃぶ用やジンギスカン・二種類の味を楽しめる鴛鴦火鍋(ユアンヤンフオグオ,二色鍋)など、それ専用に作られた独特の形状の鍋もあります。
変わったところでは、主に日本料理において使われる「紙鍋」という技法が存在します。
これは、耐水加工をした和紙を器の形にしてスープと具材を盛り、下から直火で炙って鍋にするもの。
紙が中に入れた水(スープ・煮汁)の沸点である摂氏100度以上に熱せられず、燃える温度に達しないためにこのような技法が可能となっているのです。
見た目の優美さ、和紙が具材のあくを吸うためあく取りが不要であることなどのメリットがあるほか、容器を使い捨てにできることから、大人数による宴会などでの卓上鍋として用いられることが多いです。
なお、紙鍋とほぼ同様の形状・用途のものにアルミニウム箔製の「箔鍋」もあります。
ちょっとBreak‥『鍋奉行ってナンダ?』
鍋料理において、具材を入れる順序や位置・食べ頃などを非常~~~に細かく指定して仕切る人‥しばしば見受けられますよね。
このような人物は「鍋奉行(なべぶぎょう)」と称されます。
これは、時代劇でとかく権力を振るう役回りである「奉行(槍奉行や畳奉行のように、それぞれを管理する役職)」をもじったもので、また少々迷惑な存在であるという意味も含んだ呼称でもあります。
- 鍋将軍(なべしょうぐん)
“奉行よりも厳しい”仕切り役で、奉行より権力があり逆らうことができないという意味で「将軍」をもじっている。
- アク代官(アクだいかん)
鍋料理において、上に浮く灰汁をすくい取る作業を担当する人で「悪代官」のもじり。岡安淳司によって提唱されネット上を中心に流行、2000年にデイリー新語辞典に掲載されるなどした。
- 待ち奉行(まちぶぎょう)・待ち娘(まちむすめ)
鍋奉行とは逆に、ほとんど手を出さずにひたすら食べられる時が来るのを待ち、美味しくできた鍋を楽しむだけの人。男性を「待ち奉行」女性を「待ち娘」と呼び、それぞれ「町奉行・町娘」をもじっている。
まとめ
土鍋・金属製の鍋・料理それぞれの専用鍋。
お鍋には、さまざまな種類の鍋があります。
肉とよ家でも初代は土鍋、その後ガスからIHに変わり金属製へ、家族の食べる量が増えたことで小鍋→中鍋→大鍋へと変化していきました。
ちなみに肉とよ家は奉行も将軍も居らず、具をぶち込んでの基本待ち奉行待ち娘の健啖家だらけ!
アク代官なんのその、汁一滴も残しません☆
知ってます?良い鶏肉ってアクでさえ美味しいんですよ!
夜は水炊き、翌日の朝はお雑炊にするのもこの冬の楽しみ方かもしれませんね。
次記事では、鍋料理の種類についてご紹介していこうと思います。
続きも読んでもらえたらこれ幸い!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。