みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
祝日・秋分の日を迎え、朝夕はなんとなく肌寒く感じるようになった今日この頃。
とはいえ日中はまだまだ日が暖かく、行楽にはうってつけの季節でもありますね。
そんな中で、やはり楽しみなのは食べ物!ではないでしょうか☆
あれやこれやを食べ歩くも良し、家族でお肉を囲んでBBQするも良し。
ただ‥心配なのは、、食べ物を扱う上で切っても切り離せないあの問題。
そう、食中毒です。
食肉による食中毒の多くは、生または加熱が不十分な肉を食べたことが原因で起こります。
正しい肉の扱いや予防法を知って、安全に調理しましょう!
「食肉による食中毒」
- 腸管出血性大腸菌(O157等)
- カンピロバクター
- サルモネラ菌
食肉には↑のような細菌やE型肝炎ウイルス・寄生虫などが存在していて、これにより食中毒が起こります。
また、ジビエ(いのししや鹿などのお肉)にも食中毒の原因となる細菌やウイルス、とくに寄生虫の感染も知られています。
予防策は?
食中毒の原因となりうる腸管出血性大腸菌(O157等)、カンピロバクターといった細菌やウイルス、寄生虫は、熱に弱く、加熱することで死滅するとされています。
しかし、加熱したとしても表面だけが焼けた「生焼け」の状態だと細菌やウイルスがまだ生きている可能性があります。
それが原因で食中毒を起こすこともあるので、お肉の中心部まで十分に加熱することが大事です。
加熱の目安としては中心部を75 ℃で1分間以上加熱、もしくはこれと同等な加熱殺菌の条件を満たすように調理してください。
加熱することで色の変化が分かりやすい食肉なので、基本的には赤い部分がなくなっていることを確認しましょう。
その他の予防策
買いものに行ったときの心構えとして、
- 肉類は最後に買うようにする
- 保冷剤・保冷バッグを活用して、寄り道をせずに帰り、帰ったら早めに冷蔵庫に入れる
ということも、菌を増やさないためには大切です。
いざ調理開始!
‥ですが、料理にはお肉以外にもつけ合わせや副菜・汁物なんかにお野菜やお魚も使用します。
調理を始める前はもちろん、調理中もこまめな手洗いを心がけましょう!
お肉をさわった手で蛇口や鍋のふたなどに触れると、菌が移ってしまう可能性があります。
そこに再び触れたとき、せっかく手をきれいにしていても、菌が付着してしまうのです。
その手で調理すると、食材に菌が移る原因に。。
同様に、お肉を切った包丁やまな板で他の食材を切ると、付着した菌が他の食材に移ることもあります。
- 他の食品類と接触しないように保存容器や調理器具を分ける
- 生肉をさわったあとはすぐ手を洗う
この2つはとくに気を付けたいところ。
外で食べるときに注意したいこと
夏、秋にかけては屋外でのBBQなどが楽しい季節!
‥ですが、じつはその時の食中毒も少なくありません。
冷蔵庫がないことに加え、準備に時間がかかりがちで菌が繁殖しやすい環境にさらされるためです。
さらにいうと。
火加減が難しく、表面だけが焼けた状態で火がとおっていると思い込み、生焼けで食べてしまいがち。。
- 中心部までしっかり加熱
- 肉は購入時から焼くときまで、低温(10℃以下)で保存する
- 包丁やまな板を清潔に保つ
- 生肉をさわった手で他のものをさわらない
- 生肉を扱ったトングや箸で他の食材をさわらない(食べるときはそれを使わない)
‥などなど注意が必要です。
まとめ
『食中毒を防ぐために心がけたいこと』を今回は記事にしてみました。
「肉はいつも焼いて食べているから大丈夫」と考える人もいると思いますが、中までしっかり加熱されていない”生焼け”の状態だと細菌はまだ生きている可能性があるので、安心はできません。
また、料理に使用する他の食材に菌が移らないように、こまめな手洗い&調理器具を分けるなどの予防もお忘れなく。
正しい肉の扱いや調理方法を知って、これからの行楽シーズンを安心して楽しみましょう!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。