みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
いつもはヨメが担当しているこのブログですが‥
ゴリラ的な肉旦那が時事ネタについて語る『ゴリ時事』をお届けしております。
710は語呂読みで納豆‥そう、7月10日は納豆の日です☆
それにちなんだお話なのですが、何やらいろいろあるようで1記事では語り尽くせないご様子。
肉とよブログ、しばらくゴリ時事として「おい!令和納豆っ!!」シリーズにお付き合いください。
それではさっそくいってみましょう!
令和納豆もシリーズ化され第4話目になりました。
今回の記事は前回からの続きになります。
まだの方はぜひこちらからどうぞ↓↓↓
【前回のあらすじ】
「1万円の出資で660円の定食を生涯無料パスにてサービス!」
そんなクラウドファンディング応募により開店した”令和納豆”。
- 納豆を通じて世界と繋がる!
- 世界の栄養問題も解決する!!
- 水戸市の地域創生・活性化!!!
などといった崇高な企業理念を掲げながら、フタをあければその無料パスをめぐる話(開店時に届いていない・難癖をつけて一方的な権利剥奪etc..)に炎上に次ぐ炎上をたたき出します。
そんな理不尽なパス没収を受けた1人でもあるハンドルネーム”mitomito310”(以下mitomitoさん)の、『令和納豆裁判事件に至るまで』の要点をまとめました。
ちなみにmitomitoさんは裁判に至るまで・裁判中・裁判結果が出るところなどの経緯、想い、心境をnoteにて無料で公開しています。
興味のあるひとはぜひ読んでみて!
令和納豆裁判事件の要点まとめ
今回の記事でも、令和納豆裁判事件に至るまで、からの決着!の要点をまとめていきます。
令和納豆、禁じ手
前回の終わりで令和納豆のパス剥奪の理由に対し、mitomitoさんが怒ったところから。
でも悲しいことに個人でSNSへ投稿するくらいでは風向きは変わらなかったんです。
そうしていると令和納豆から次はこんな声明が発表されました。
「事実とは異なる情報を発信している個人・企業に対し法的な手段を考えている」
は?は???事実と異なってんのあんたじゃないか!!
それは出資者・消費者のセリフだ!って話です。
令和納豆としては単純に脅しにかかったんですね。
「これで個人が黙ればパスも没収し続けられるし、鎮火も可能だ」と。
どんだけ強力なブーメランを投げてんのやら。
メディアに取り上げられたら‥
少しずつ少しずつ騒ぎが大きくなったところで、遂にメディアが動きます。
自分でもいったい何が悪かったのかわからない。
反論はしてないが納得はできない。
そんな想いで”食べログ”や”Google”に令和納豆にて何があったか‥別に誹謗中傷や炎上を狙ったわけじゃなく、他パス保持者への注意喚起の投稿をしていたmitomitoさんに、メディアより「お話うかがえますか?」という取材の話が舞い込んだのです。
そこでmitomitoさんにメディア記者が同行し、先日の令和納豆声明の事実と異なる剥奪の理由に対して、店としての見解をいただくよう店舗訪問をしました。
‥が、門前払いのような形で店は取材拒否。
そうこうしているうちにとうとうテレビが動きます。
コロッと手のひら返し
テレビからも取材依頼を受けたmitomitoさん。
日時などを打ち合わせているうちに、令和納豆からの次なる声明発表が。
「無料パス権利失効されたお客さまに10000円返金します」
うんうん、反省したんだな。。。なんて思う人います?
これは明らかに「あれこれ言ったものの鎮火に失敗したし、テレビも動き出したので放送される前に手を打とう」って魂胆が透けて見えるようじゃないですか。
そもそもパス剥奪した人は器物破損・恫喝・割り込みした人だ、だから没収やむなし‥なんて店側が主張していました。
そんな人にもちゃんと返金するなんて心が広いね令和納豆さん、って言われたいんでしょうか?
この声明を受けてのmitomitoさん。
そりゃそうですよね。
面談要請やアンケート、パス剥奪、その後の対応、どれひとつ納得できるものがないのに、この返金で全て終わり、なんて虫が良すぎるでしょ。
いや、待て待て待てー!!!ってなりますわ。
納得いかない!!!
間もなくmitomitoさんの元に返金申請書と同意書が届きます。
前々回記事その②に詳しく書かせてもらいましたが‥
要は、返金してほしいなら今後一切令和納豆と関わるな的な内容です。
この同意書を見て、mitomitoさんは遂に裁判へと舵を切ります。
これは社会問題だ、このまま言いなりで返金を受けて終わらせるべきことじゃない、と。
そこでmitomitoさん、裁判って弁護士費用が結構かかるよなあ、との思いからPayPalという決済サービスを使って「令和納豆の無料パス剥奪における裁判、弁護士費用」という件で募集をかけます。
ほどなくして目標金額達成。
みんな、それだけ令和納豆にムカついていたんでしょう。
無料パスを持ってる持ってないの当事者に関わらず、令和納豆けしからん!と思っていた人は想像以上に多かったということです。
更にここまで発信やメディア取材に応じてきたmitomitoさんの人柄が支援に結びついたんでしょう。
”裁判へ”‥気持ちを固める
そして弁護士事務所へ。
緊張します。
皆さん裁判したことってあります?
いやいや、ほとんどの人が無縁のはず。
勿論mitomitoさんも、です。
以下はmitomitoさん談。
裁判ーーというと私はテレビやゲームの中の話だと思っていた。
今まで生きてきた中で裁判所など一度も行ったことがなく、また関わりを持つことも全くなかった。
そのまま一生を終えるだろうと考えており、まさか自ら裁判を行うとは夢にも思わなかった。
凄い行動力ですよね。
裁判って費用も時間も労力も精神も、いろんなものめちゃくちゃ使いそうで、実際にはなかなか出来ることじゃない。
訴えてやる!とか法的手段を!!とか、言うのってだいたいはポーズじゃないすか。
mitomitoさんはPayPalで応援してくれた人の気持ちもあり、退く道なし!という気概で弁護士事務所のドアを叩きます。
費用?‥なんぼのもんじゃい!!
弁護士と打ち合わせた結果、「ほぼ100%勝てる案件だね」との返事を得ます。
そして「本格的に裁判するとなると弁護士費用が発生するよ」と。
- 着手金30万円
- 成功報酬30万円
- 諸費用
諸々込み込みで、最低でも裁判費用は約70万円‥ということです。
ちなみに、ここまでPayPalで集まった資金が20万円。
このようにして集めた資金は本件の費用に使ってもいいんですか?と弁護士さんに訊ねたところ‥
「今回の裁判は相手側の”クラウドファンディングを悪用している”というところが争点となる。今回の費用をクラファンで募るのは場合によっては裁判官の心証を悪くするかもしれないので、弁護士費用は自費でやってほしい」
正直この展開は予想していなかったmitomitoさん。
痛い、金額が大きい、、
それでもここで退くわけにはいかない‥っ!!
お、男だ‥、いやこれは漢だ。。。
70万っすよ???
裁判に勝っても元が10000円の無料パスってことだから金銭的に得られるものはしれてます。
それでも尚、退かない漢。
裁判の内容を決める打ち合わせで、「mitoさんの目的はなに?お金?名誉?」との弁護士の問いを受けたmitomitoさんはこう言い切ります。
かっこよすぎるでしょ。
自分のためじゃない‥まさに義!!
世の中のため、というと聞こえが良すぎるかもしれませんが、自分のリターンを考えると”金銭・時間・労力”のデメリットだらけで誰も出来ないですよ。
僕はできません。
言いたいこともいえないKONNAyononaka
mitomitoさんは「誰かがやらないといけない」という気持ちだけで裁判を進めることに。
そして決意を明確にするために自分の中で目標を掲げます。
- 口外禁止という条項は絶対に飲まない
- 金銭で解決するつもりはない
- すべてが終わったら世間一般にこのことを伝えたい
私利私欲を捨て、正義のためにたった1人で戦うことを決めたmitomitoさん。
正義すぎて凄い。
なんと、弁護士に言われたように『PayPalで集まった資金20万円は使わない』んです。
更にこれの返金のために支援してくれた人に返金手数料を自分が負担して本当に返金しました。
70万円かかる裁判に向けて、返金手数料1万円のマイナススタート。
以下はmitomitoさん談。
金額の痛手というよりかは私を応援して頂ける人との接点を断ち切ることになってしまうのが心苦しかった。
また、Twitterでは必要最低限のメッセージしか発信出来ず、本当に裁判に臨むということをはっきりと証拠付きで伝えられないことも大変もどかしかった。
現実的に裁判をする時って下手打てないから、情報の発信に制限があったりするんですね。
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ‥って状況にあって「mitomito裁判どうなったのよ?逃げたんか?」「結局令和納豆に負けたんか?」とか言われても、言いたいことも言えないポイズン反町よろしく耐えていたmitomitoさんでした。
裁判、のち逃げ腰
2020年7月、弁護士事務所との訴状内容もまとまり、裁判所へ提出。
あとはしばらく待つことになり、第1回の裁判が行われたのは10月になりました。
裁判自体はよくある普通の裁判で、特にドラマチックな展開もなく、まずは双方の言い分、事実や認識の確認。
これが数回あるのであまり進展しないんですよね。
令和納豆側に弁護士がつきました。
これで相手側も戦う姿勢を取り、裁判が長引くのかと思いきや、相手から和解案が提出されました。
その内容は、、
「15万円払うので口外禁止の条件と共に和解して欲しいです」
なんじゃそりゃ。
速攻の逃げ腰。
弁護士を立てたのは戦うためじゃなく逃げるためだったんですね。
しかも得意?の口外禁止条件つけてくるやつ。
皆さんどうすか?
前述したように僕だったら裁判に踏み切れてさえいないですから。
踏み切れない人間がこの和解を飲むか飲まないかは語れません。
正義のmitomitoさんはこの和解案にどう対処したのか。
以下mitomitoさん談。
一考の価値なし。
ブレないです。
カッコイイです。
「犯人はお前だ」
しかしこの返答後に、Twitterである異変が。
mitomitoさんは裁判開始後にある1つのツイートだけを残し、他は全て消していたんですが、そのツイートのコメント欄に捨てアカウントであろう者が、
”アイコンをmitomitoさんの顔写真にし、プロフィール欄に氏名・住所・生年月日・メールアドレスを記載”
していたんです。
‥していたんです!!
おいおいおいおい、これ普通に犯罪でしょ!!!
mitomitoさんもすぐに弁護士に相談したけど、刑事事件とするにはハードルがあること、情報開示請求や民事裁判も可能だがお金と時間がかかる‥とのこと。
進行中の裁判があるのに更にもうひとつ裁判をするのは心理的にも経済的にも負担が大きいため今回はTwitter社への違反報告だけで、この件の訴訟は見送ることとしたmitomitoさん。
以下mitomitoさん談
開示請求は行わなかったので結局誰かはわかりませんでしたが、一体どんな人がこんな事をやったんでしょうね?
本人もここ見ていると思うので一言だけ。
次はないからな。
やった人間は明らかじゃないけど明らかなんですよね。
無料パス利用時に運転免許証を預けるシステムのお店がどこにあったか。
いやいや、すごいこと平気でしますわ。
決着
そんなことがありながら2021年2月22日に次の裁判を控えていたある日、mitomitoさんの元に弁護士さんから連絡があります。
「相手から認諾の連絡きました」
認諾っていうのは相手側がこちらの言い分を全面的に認める、ということ。
言わば勝ち確!!
次の裁判で勝訴にて決着する、ということが決まったということです。
そうして約4ヶ月に渡った裁判はmitomitoさんの完全勝利にて決着。
そしていざ世間への報告。
裁判中のmitomitoさんは沈黙を保ってましたから、僕らとしては裁判なんてしてるのやら分からないし、突然の勝訴報告だったわけです。
これにはネット民も歓喜☆
mitomitoさんマジ神!たった1人で戦ってたのか(涙)‥と。
‥‥‥
これにて令和納豆裁判は終了したのです。
僕は令和納豆のことはネットでしか知らないし実害ないし、全く関わりがないんですが、この勝訴は本当に嬉しかったです。
というかこの令和納豆社長の宮下って人が本当に言うことやること無茶苦茶。
ブーメランがザクザク自分に刺さって血だらけでまだめげずにブーメラン投げてる人初めて見ましたわ。
この宮下社長についてはまた別の記事で!
裁判記事のまとめ
いやー、mitomitoさん!
気持ちよく勝ってくれました!!
なんで無関係な僕が嬉しいのか、考えたところ、やっぱこれですよね。
「正義は勝つ」
実際のところは相手によっては正義が必ずしも勝つとは限りません。
でもやっぱり正義が勝つと気持ちイイですよね。
水戸黄門も言うじゃないすか「この印籠が目に入らぬかー」て。黄門様が印籠出せば悪は一発ですよ。
個人の裁判はこのように完全勝利で決着を見せましたが‥
どうぞ次回もお読みください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。