みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
”豚肉を食す”として、餃子をシリーズとし「中国式・日本式」を紹介してきました。
『餃子の種類』を見ていきたいと思います☆
種類が多くて目移りしちゃう
まずは餃子についておおまかにおさらいしていきましょう☆
餃子は、小麦粉を原料とした皮で肉・エビ・野菜などで作った餡(肉だね)を包み、焼く・茹でる・蒸す・揚げるなどの調理をした食べ物です。
それぞれの調理法で
- 焼く‥『焼き餃子』
- 茹でる‥『水餃子・茹で餃子』
- 蒸す‥『蒸し餃子』
- 揚げる『揚げ餃子』
などと呼び方が変わります。
それでは、それぞれの特徴をみていきましょう!
焼き餃子
焼き餃子は、もともと中国の東北に位置する満州でされていた調理法で、現在の日本では最もポピュラーな食べられ方です。
戦後の同時期に国内各地で普及した経緯があり発祥地を特定するのは難しいのですが、現在では栃木県宇都宮市を日本式餃子の発祥地とする説が有力となっています。
日本と中国では焼き餃子の認識に違いがあります。
【日本】
- 家庭で作る場合はフライパンや中華鍋、専門店では鉄板などを用いる。
- フライパンに並べた餃子に少量の油と水を加え蓋をして蒸して、水分が蒸発したら蓋を取り、さらに加熱して焦げ目をつける。
- もしくは先に油で焼いて焦げ目をつけてから水を加えて蒸し焼きにする方式もある。
- 蒸す時の水に片栗粉や小麦粉を少量加えることもある(羽根つき餃子)
【中国】
- 水餃子として一般的に食べられる中国では、一度茹でた(あるいは蒸した)餃子を焼く、いわゆる”残り物の再利用”という位置づけ。
- 再利用の水餃子や蒸し餃子を油たっぷりで焼くため、底面は揚げ餃子に近い仕上がりになっていることもある。
- 鍋貼や煎餃などは確立したメニューとして、日本の焼き餃子と同じく生の状態から蒸し焼きにされる。
大阪名物として認知される小ぶりなサイズの”ひとくち餃子”、薄い皮で棒状に成形した”棒餃子”なんてものもあります。
水餃子・茹で餃子・スープ餃子
中国では焼き餃子よりも最も一般的な食べ方で、厚めの皮で作られた餃子をお湯で茹で、たれをつけて食べるものを指します。
皮の質や閉じ目が強くないと茹でる時に中の具がバラけて台無しになるために、作り置きが難しいのがタマニキズ。。
また、茹でた餃子を野菜など他の具と一緒にスープに入れて提供するもの(スープ餃子)もあり、日本ではこれを水餃子と呼ぶことがあります。
日本国内で流通している家庭用の餃子の皮の多くは、焼き餃子で作った際に最適の食感となる様につくられているため茹で餃子には向かないものが多いです。
家庭で茹で餃子やスープ餃子としての水餃子をつくる場合は「厚手」や「水餃子用」と明記されている商品を使用することをオススメします。
蒸し餃子
中国でも華中・華南で食べられる餃子で”点心”とも呼ばれます。
味が水に逃げず、皮の食感が楽しめるます。
タレはつけてもつけなくてもOK!
米粉の皮を使用した場合は蒸し上がった皮が半透明になり、中の具が透きとおってなんとも美しい仕様になります。
揚げ餃子
その名のとおり揚げた餃子を指します。
似た料理で揚げ焼売があるように日本ではなじみが深いのですが、中国で見かける機会は多くはありません。
ただ、この調理法による料理は中国にも存在しているのも確か。
それが日本に伝わったのか日本で独自に発展したものか‥定かになっていません。
変わり餃子
金魚、ウサギ、白菜などの形を餃子で作ったものや、三角形や花のような形に包んだ餃子があります。
形や皮に付けられた色を保つために蒸して加熱する場合が多いです。
中国では”点心”または”飲茶”とも呼ばれています。
まとめ
一言に餃子といっても、その調理法の違いからいろいろな種類に細分化されます。
上記のほかにも、
- 手羽先餃子‥鶏の手羽先の骨を抜いて袋状にし、具を詰めて揚げたもの
- 鶏皮餃子‥鶏の皮で具を包んで揚げたもの
- 餃子巻き‥おでんの具の一種で、餃子を魚のすりみで巻いて揚げたもの
などといった、日本独自のおもしろ餃子もあります。
なじみ深い”焼き”以外にも、みなさんもぜひ『自分だけの餃子』を見つけてみてくださいね☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。