みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です🍖
つくってみたシリーズの第11弾として「から揚げ」をつくってから、
と”から揚げ愛”が止まらず、再度”つくってみたシリーズ”に登場☆
今回は衣を変えたらどう違うのか‥小麦粉3種で食べ比べをしてみました!
使用した小麦粉はこちら
小麦粉は、たんぱく質の割合によってその種類が分かれており、よく聞く・目にするものに強力粉・中力粉・薄力粉があります。
それを主原料とした食品は以下の通り。
- 強力粉‥パン、パン粉、ラーメン
- 中力粉‥うどん、素麺、冷や麦、お好み焼き、たこ焼き、餃子の皮
- 薄力粉‥ホットケーキ、クッキー、ケーキスポンジ
対して、数あるから揚げ専門店や料理サイトでも、から揚げにオススメな衣として紹介されているのは片栗粉がほとんど。
ちなみに片栗粉はデンプンでできており、それを使用した食品には和菓子や麺類があります。
との疑問により、今回の食べ比べをすることと相成りました。
この3種にプラスして、こちらも用意↓
片栗粉衣のから揚げは肉とよでもおなじみの料理なので、今回は趣向を凝らして『片栗粉+青のり or カレー粉』の2種を準備しました。
調理開始!
本日の材料はこちら
まずは鶏モモ肉を一口サイズに切って下味をつけていきます。
【材料】
- 鶏モモ肉‥4枚
- 黒瀬のスパイス‥大さじ2
- 料理酒・みりん‥大さじ2
- 醤油‥大さじ1
- しょうがチューブ‥8㎝(鶏肉1枚につき2㎝目安)
今回は衣の食べ比べなので、味付けは統一としました。
総重量1,400gの味が染みこんだ鶏モモ肉を、350gずつに分けて衣をつけていきます。
強力粉・中力粉・薄力粉、それぞれ大さじ3ずつをもみ込みました。
残りの350gは2つに分け、カレー味(片栗粉大さじ1+カレー粉大さじ1)と青のり味(片栗粉大さじ1+青のり大さじ1)をまぶしました。
お気づきでしょうか‥”モツから”。
との希望により、ホルモンも200gほど準備しました☆
こちらは片栗粉大さじ2をもみ込みます。
それぞれ粉がしっかりなじんだところで‥揚げていきましょう!
揚げる
肉とよ家の子どもたちも大好きなから揚げ。
今回は卓上コンロにて、その”揚げ”さえも楽しんでいきます♪
‥しかし食べ盛りの子どもたちです。
揚げる匂いに辛抱たまらんご様子。
そんな子どもたちには、野菜サラダと豚汁で腹ごしらえをしてもらいました。
実食!
食べ比べの結果を、肉とよ家的見解のもとに解説していきます☆
強力粉
衣をつける工程ではざっくりとまざりやすく、どの粉よりも粉っぽい感じが残ったように思いました。
衣がしっかりと定着していたのか、噛んだ瞬間のパリッと感も1番ありました。
咀嚼中も、思ったよりサクサクが続いていた‥かな?
中力粉
強力粉同様にまぜやすく‥しかしこちらはしっとりとなっていました。
噛んだ瞬間のパリッと感はあったのですが、咀嚼時はもったりと口に残る感じ。
揚げる時間が同じなのに、ほかの粉より焦げやすく感じました。
薄力粉
粉をまぶすとき、すぐにネチャネチャとなり粉っぽさは皆無でした。
噛んだ感じももったり‥パリッと感はなかったように思います。
ただ、粉をブレンドするときのオススメとして『片栗粉+薄力粉』を組み合わせた方法が料理サイトでは圧倒的に多く紹介されています。
‥‥‥
カレー味・青のり味・モツからについてはざっくりな感想を。
カレー味は、香りは上がってくるのですが、そこまでカレー感はなかった‥かな。。
青のり味は、しっかり青のり味!‥だったのですが、逆に青のりが多すぎて揚げ後の黒さが際立ってしまいました。。
この2つに共通しているのは『衣の味がしっかりとしているので、お肉の下味は薄めにした方が良い』ということ。
”塩こしょう+料理酒”くらいがちょうど良いかもしれません。
最後にモツから。
揚げているとき油ハネがすごかったですが‥
味だけでいえばこれはただただ大成功でした!
コニュコニュとした食感に、黒瀬のスパイスのみの味付けが見事にマッチしており、子どもから大人まで虜にする”おかず・酒の肴”になること間違い無しです♪
‥‥‥
美味しくいただいている最中、肉旦那からこんな投げかけ。
モモ肉がなくなったので、ムネ肉を使用して急遽衣コロモに挑戦することになりました!
肉旦那が自ら仕込んでくれました。
こちらも黒瀬のスパイスのみの下味付け‥
食べ比べてみた結果をもとに、強力粉をこれでもか!というくらいまぶして揚げました。
結果は見ての通り‥思ったより衣コロモしませんでした。。
試しに片栗粉をまぶしたモノも揚げましたが、、、
こちらもとくに変わらず。
たぶんに、『しっかりと粉をもみ込む+同量程度の粉をまぶす』をしたら、もしかしたら衣コロモするんではないのか?と推測。
まとめ
小麦粉の種類によって明確な違いがあるのかな?という疑問から企画された今回の食べ比べ。
はっきり言います。
とくになし!!!
口に入れた食感の微妙な違いが、まぁあるといえばありましたが‥
それぞれのから揚げの写真を見てもわかるかと思いますが、揚げたあとの違い、ぶっちゃけサッパリ見分けがつきません。
揚げる時間・油の温度などを調整することで、幾分かはサクカリッとした食感は出るとはいえ。
お食事処で普段から食べ慣れている”から揚げ感”を家庭でも出したいのなら、結果もったりとしてしまう小麦粉はちょっと不向きかも‥
結果として『衣として使用するのはなんやかんやで片栗粉が良い気がする』。
参考になるかならないかはわかりませんが、肉とよ的はこのような結論に至りました。
ただこの結果も、食べ比べをしてみてはじめてわかったことです。
これからも疑問に思ったことをどんどんと記事にしていきますので、どうぞお楽しみに!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。