みなさんこんにちは、田舎の精肉店肉処とよた略して『肉とよ』です
肉とよの定休日は毎週水曜日。
その前日は、かなりの高確率で肉旦那がお肉を持って帰ってくれます。
などと先日も話しつつ。
持って帰ってくれた袋には、牛・豚それぞれの切り落としもドドンと1㎏弱ずつ入っていました。
焼きそば焼きうどんにしても良いし、麺といえば瓦そばも良いな~
スープに入れても炒め煮にしても美味しい‥あ!肉じゃが食べたい!!
いそいそと小分けるヨメの横で、、
そう返事は返してみたものの‥確かに。
『お肉は冷凍庫に入れておけば、劣化せず保存できる』
と思ってしばらく放っておいたり‥みなさん、していませんか?
‥というわけで。
今回はヨメ自身のためにも、冷凍したお肉の知識について振り返っていこうと思います!
まず声を大にして言いたいのは、実は、
冷凍した肉は永続的に冷凍できるわけではない!
ということ。
たとえば精肉業者が加工した冷凍肉であったり、専用の真空パックで閉じたり‥であれば、もっと賞味期限は長くなります。
しかし、お店に並んでいる時点で解凍後の生の状態であるため、販売されているお肉を購入後自宅で冷凍したものはどうしても賞味期限が短めになるのです。
では、賞味期限が切れたらどうなってしまうのでしょうか。
①冷凍焼けして、水分が飛んでいる
冷凍焼けして水分が飛んでしまうと、お肉はパサパサした食感になります。
水分を戻そうとして解凍したお肉を水につけたとて、お肉が水を吸収することは絶対にありません。
水分が飛んでいるものはどのようなお肉の種類であっても状態が改善することはないので、すみやかな破棄が望まれます。
②明らかに変色している
冷凍焼けにも関係してくるのですが、お肉の色が明らかに変わっているものは冷凍であっても劣化しています。
- 黒っぽくなっている
- 灰色っぽい色になっている
肉本来が持つ赤色ではなくなっている場合は、火を通しても食べるべきではない状態です。
③異臭がする
お肉から明らかな異臭が漂っている場合は、血色がよくても食べるべきではありません。
- 酸味が強い臭いがしている
- 明らかな腐敗臭、悪臭が漂っている
お肉からは絶対に漂わない悪臭が漂っているときは、腐敗しているとみて間違いないでしょう。
解凍後のニオイと併せて、お肉表面のぬめりやべたつきなど触感の異変にも注意してみてください★
④皮のようにギュッと組織が密になって固まっている
お肉の表面が皮製品のようにギュッと繊維が詰まった状態になっているのも、劣化しているサインです。
冷凍している時点で繊維の変化がみられるものは、解凍して使用したときの食感も硬くてよくありません。
では、冷凍肉を美味しくいただくとして。
冷凍していたお肉の解凍方法を間違ってしまうと、お肉の表面などで雑菌が繁殖して腐敗してしまう可能性があります。
そのような事態を招かないためにも、冷凍したお肉は正しい方法で解凍できるよう知識についても、ついでに持っておきましょう!
- 冷蔵庫での解凍‥薄い肉は6時間ほど、厚い肉は2日ほど
- 氷水を使った解凍‥氷水を作り、ジップロックに入れた冷凍肉を浸ける
- 流水での解凍‥ジップロックに入れた肉を流水にあてて解凍する
- 電子レンジの解凍モードを使用する
冷凍した肉の解凍方法も、しっかりと身につけておくと安心ですね。
自宅で冷凍したお肉は、賞味期限があります。
目安となる賞味期限を見極めて、上手にお肉を使い切りましょう!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。